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*10:36JST サンコーテクノ---第3四半期営業利益は3.2％増、引き続き主力製品の「あと施工アンカー」が好調 サンコーテクノ<3435>は13日、2015年3月期の第3四半期（14年4-12月）決算を発表。売上高は前年同期比5.0％増の130.46億円、営業利益は同3.2％増の10.98億円、経常利益は同2.5％増の10.66億円、四半期純利益は同2.5％増の10.66億円だった。引き続き主力製品のあと施工アンカーの売上が好調だったほか、太陽光発電市場向け製品が好調に推移した。また、利益面では、高付加価値製品の販売を促進する一方で、営業経費等のコスト抑制に努めた。 セグメント別では、「ファスニング事業」の売上高は、主力製品の金属系・接着系アンカーやワンサイドファスナー、電動油圧工具の販売が好調に推移し、前年同期比4.7％増。「リニューアル事業」は、太陽光関連が好調に推移し、同4.4％増。ほか、「センサー事業」は、電子基板関連の販売価格の見直しやアルコール測定器の定期的校正に伴う安定的利益の確保等で、セグメント利益は250.5％増となった。 15年3月期の通期については、売上高が前期比4.6％増の180.00億円、営業利益が同0.4％増の15.20億円、経常利益が同0.5％増の14.80億円、純利益が同4.4％増の9.50億円の見通し。通期計画に対する第3四半期純利益の進捗率は112.2％と超過達成だが、期初計画は据え置いている。 サンコーテクノは、建設現場で利用されるファスニング材（工業用ファスナー、「留め具」）のメーカー。特に鉄筋コンクリートの壁面に器具等を取り付ける際の固定具である「あと施工アンカー」の市場においては、シェア40％強を有するトップ企業。施工の際に不可欠な孔あけ用ドリルや、電動油圧工具等の製造販売においても中核メーカーの1社となっている。 《AK》