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*09:12JST エイアンドティー---前期は2ケタ経常増益、今期は海外展開を強化へ 　 臨床検査機器を手掛けるエイアンドティー<6722>は9日、2014年12月期決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比3.8％増の95.69億円、営業利益が同15.3％増の8.56億円、経常利益が同16.1％増の8.32億円、純利益が同3.3％減の4.55億円で着地した。 売上面では、検体検査装置と消耗品、臨床検査情報システムが好調で、減収となった臨床検査試薬や検体検査自動化システムなどを補った。利益面では、業務委託の削減や内製化の推進などが奏功し営業増益・経常増益となった。純利益では、中国子会社において、工場の建設遅延や財務状況・業績状況を勘案して損失引当金を計上したことが影響した。 2015年12月期は、検体検査装置の後継機種、臨床検査試薬の改良品を早期に投入することによって、既存顧客の更新需要と新規顧客・ＯＥＭ先の開拓を進める。また、国内では大きな業容拡大が見込みにくい一方、海外市場では新興国を中心に日本の医療関連機器に対するニーズが高いことから、アライアンスによるＯＥＭなど海外展開を強化する。 2015年12月期の業績予想は、売上高が前期比2.4％増の98.00億円、営業利益が同5.1％増の9.00億円、経常利益が同5.7％増の8.80億円、純利益が同27.3％増の5.80億円を見込んでいる。 同社は、病院の臨床検査室に必要な製品群の開発・製造・販売を手掛ける専業メーカー。検体検査装置や臨床検査試薬、臨床検査情報システム、検体検査自動化システム、各消耗品と、血液検査に必要な製品をワンストップで販売している点に強み。トクヤマ<4043>の連結子会社であり、トクヤマが発行済み株式数の40.2％を保有。 《AK》