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【2015年の相場展望】(D)注目企業に訊く(3/5):アバント(訂正)

2015/2/12 20:57 FISCO
*20:58JST 【2015年の相場展望】(D)注目企業に訊く(3/5):アバント(訂正)   1月29日にフィスコが開催した個人投資家向けセミナー「FISCOアプリで読み解く2015年の相場展望」では、注目企業として「シュッピン<3179>」「SHIFT<3697>」「アバント<3836>」「アドベンチャー<6030>」「アデランス<8170>」を取り上げ、アナリストの小林あやと、各社のIR担当者との質疑応答を実施した。うち、「アバント<3836>」の主な内容は以下の通り。 ■アバント<3836>の事業概要 国内トップシェアの連結会計システム「DivaSystem」など5つの事業会社の持株会社。「グループ経営」を支援するために、連結会計システムのディーバ、データ統合やデータ分析(BI)のジール、基幹系システム(ERP)のDBI、適時開示情報のインターネットディスクロージャー、北米ビジネス拠点のDIVA CORPORATION OF AMERICAを擁する。 ■フィスコの注目ポイント ・連結会計システムDivaSystemの圧倒的実績 DivaSystemは、単一システムでの制度連結と管理会計の実現、米国会計基準(SEC)や国際会計基準(IFRS)など複数の会計基準での運用実績など、連結会計に係る多様なニーズに対応可能。このため、大手企業の導入実績も豊富で、東証1部上場企業の時価総額上位50社のうち25社が同社システムを利用(2014年9月時点)。 ・SE2015年問題やビッグデータなどテーマ性 ITサービス人材不足が叫ばれるなか、従前より正社員化を推進していたことと、M&Aを積極的に活用していることから、同業他社比での人材獲得可能性は高いとみられる(それでも案件が溢れる状態)。また、データ分析のジールはビッグデータ関連としても注目。 ・M&Aに積極的で業績は4期連続の増収増益 足元の業績はM&Aによる業績・業容の拡大等もあって、売上高・営業利益は4期連続で増収・増益を達成。今期は人的リソース不足リスクや人財投資等のため減益予想だが、来期以降は再び2ケタ増収増益基調に。 ■質疑応答 Q:今後もM&Aを伴う事業拡大を進めていく計画でしょうか?その場合の買収先企業の選定方針は?(人材確保・商品ラインナップ増強) A:弊社は5年ぐらいの長期間で考えた場合に年平均20%程度の売上高の成長を見込んでいます。現状の事業による内部成長だけでは、この高い成長目標の達成は難しく、外部成長の取り込みは個人的には不可欠だと考えています。持株会社に移行して以降、担当役員をおき、事業戦略に基づく案件のパイプラインを築くことに注力して来ています。 買収先企業としては大きく2つに分類されます。ひとつは自社の業務を補完するプロダクト(業務アプリケーションのベンダー)、自社でゼロから開発を行う代わりに、時間を買うということです、但し、こちらは価格が高いと認識しています。もうひとつはSIサービスを提供する企業で、こちらは事業規模の拡大に役立ちます。プロダクトを有している企業よりは価格は安いと思います。但し、人材確保だけを目的として買収はしません。ある特定領域に知見を有するSEが多いなど、そういう特徴のある企業が理想です。 Q:事業形態別の売上高をみると、コンサルティングが5割超のほか、サポート・サービスが3割を占めています。特に後者の伸びが顕著とみられますが、どういった分野で受注が拡大しているのでしょうか?サポート・サービスの拡大は今後も見込まれますか? A:この成長ドライバーのひとつとして、DIVAシステムのユーザー企業様向けに弊社が連結決算業務サービスを提供するという事業がございます。事業規模がまだそれほど大きくないということはありますが、毎年50%以上の勢いで成長しています。お客様にとり、連結決算業務は不可避な業務ではありますが、決して中核業務ではありませんので、お客様が中核業務に集中するために、そもそも連結決算業務のシステムを開発・販売している弊社に業務そのものをアウトソースされるというものです。これに付随して連結納税業務サービス等の提供も開始している他、大手の企業様が利用されることで様々な事例が積み上がって来ておりますので、今後は営業活動にも更に拍車が掛かり、弊社としても更なる成長を期待している事業です。 Q:サービスの品質を担保するために正社員化を推進していることから、連結グループ社員は487名となっています。IT業界の人材不足が問題視されるなか、今後の人材確保に対する考えや、人材流出に対する施策などを教えていただけますか? A:まず新卒採用は定期的に行い、将来コアとなる人財を社内で育成して行きます。中途採用については次の様に考えます。プロジェクトマネジャーや、特定のスキルや経験を有する専門家については人財への投資と考え、他社に遜色ない条件を提示すると共に、規模が小さい利点を活かし、経営陣自らが説得にあたるなど、採用に直接関与することも致しております。一方、目先の人材不足を補填することに対しては慎重に対処する傍ら、現場で生産性を向上させる工夫を求めます。例えば、導入工数を減らすためにTemplateの開発を行うことや、 先ほどのアウトソーシング事業においては、未経験者でも海千山千の経験者のチームで数ヵ月のOJTを経て連結決算業務に従事できる仕組みを構築しています。 フィスコ個人投資家向けセミナー 「FISCOアプリで読み解く2015年の相場展望」 2015年1月29日(木)18:30~21:00開催 《NO》
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