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イグニス<3689>3つの収益モデルによる厚みのある収益基盤

2015/2/12 13:16 FISCO
*13:16JST イグニス<3689>3つの収益モデルによる厚みのある収益基盤 ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』2月5日放送において、イグニス<3689>を取り上げている。主な内容は以下の通り。 ■会社概要 昨年7月に東証マザーズ市場に上場。スマートフォン向けネイティブアプリの企画・制作・運営・売却を手掛け、広告収入を収益源とする無料ネイティブアプリの提供を中核事業としている。また、30分無料で漫画コンテンツを楽しむことができる全巻無料型ハイブリッドアプリやソーシャルゲームも展開し、ゲーム及び非ゲームの領域で独自のポジショニングを確立。特に、日常的に利用するツール系アプリなどを無料かつ高品質で提供することで、ダウンロード数やMAU(ある月に1回以上、アプリの利用があったユーザー数)の拡大を図ってきたことが成長をけん引してきた。 ■事業内容 同社は無料ネイティブアプリ、全巻無料型ハイブリッドアプリ、ネイティブソーシャルゲームの3つのジャンルでスマートフォン向けネイティブアプリを展開している。 (1)無料ネイティブアプリ 無料で提供するアプリ内に広告を掲載し、広告主からの広告収入を収益源とする。したがって、ダウンロード数やMAUを増やすことが広告収入の拡大に結び付く。スマートフォン端末の動作速度回復アプリ「サクサク for iPhone HD」に代表されるようなスマートフォンの使い勝手や日常生活の利便性を高めるツール系アプリのほか、エンターテインメント系アプリ、ライトゲーム系アプリなど、様々なジャンルのアプリを展開している。無料ながら有料アプリと同等の品質を保証していることに加え、利便性や使いやすさの追求、パンダのオリジナル人気キャラクター「だーぱん」の活用などがユーザーからの評価を高め、ダウンロード数やMAUの拡大につながっている。 (2)全巻無料型ハイブリッドアプリ コンテンツの公開期間(お試し期間)中、毎日30分無料で漫画コンテンツを楽しむことができるのが特徴。継続して漫画コンテンツを読みたいユーザーは課金購入することで続きを楽しむことができ、広告収入と課金収入を合わせた収益モデルとなっているためハイブリッドアプリと呼称している。 (3)ネイティブソーシャルゲーム アイテム課金を基本とするネイティブソーシャルゲームを提供している。開発本数を一定数に絞り込むことで品質の高いゲームを提供するという方針のもと、2013年5月にリリースした「神姫覚醒!!メルティメイデン」がヒット作品となった(2014年9月に売却)。子会社のスタジオキングが提供するスマートフォンRPG「ぼくとドラゴン」は事前登録者数が10万人を突破し、市場の関心を集めている。 ■同社の強みは 内製メディアとして国内屈指の約800万MAUを誇る事業基盤、ヒットアプリを生み続ける「小さく産んで大きく育てる」開発方針、広告収入モデル・課金収入モデル・ハイブリッドモデルの3つの収益モデルによる厚みのある収益基盤などが挙げられる。同社はこれまで積み上げてきた事業基盤やノウハウを活かし、海外展開を含め、各事業の拡大を図る方針。特にゲームとコミュニケーション領域を今後の注力分野としている。 ■足元の業績動向 上場後最初の決算となった2014年9月期の業績は、売上高が前期比2.3倍の20.47億円、営業利益が同82.1%増の5.61億円と大幅な増収増益となった。主力の無料ネイティブアプリでラインナップの拡充を図ったことに加え、全巻無料型ハイブリッドアプリやソーシャルゲームによる業績貢献が増収に寄与した。 2015年9月期の業績予想については、売上高が前期比61.9%増の33.14億円、営業利益が同78.1%増の10.00億円と、引き続き高い業績の伸びを見込んでいる。3つの事業がそれぞれ拡大する計画であるが、特に出版会社との交渉が完了した全巻無料型ハイブリッドアプリが大きく伸長する想定となっている。なお、第1四半期(2014年10-12月)の決算発表は2月13日に予定されている。 ■株価動向は 短期的には25日線割れで戻り待ちの売りが意識されやすい。但し、昨年10月31日に付けた3850円を底値に、週足形状では緩やかなリバウンドトレンドが継続している。足元の調整でこのトレンドの下限まで下げており、タイミングとしてはリバウンドを狙いやすい水準と言える。また、13週線が緩やかに上昇してきており、今後26週線とのゴールデンクロスが意識されてくるだろう。 ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送 《TM》
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時価総額 46,950百万円
恋愛・婚活マッチングサービス「with」のマッチング事業が主力。バーチャルライブプラットフォームの運営等も展開。withは口コミによる新規流入数が増加傾向。21.9期2Qはマッチング事業が2桁増収。 記:2021/06/07