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*13:15JST コニシ---第3四半期は増収で着地、通期計画に沿って推移 合成接着剤国内最大手のコニシ<4956>は1月30日、2015年3月期第3四半期（2014年4-12月）業績を発表。売上高が前年同期比2.8％増の841.27億円、営業利益が同14.7％減の38.71億円、経常利益が同15.8％減の39.67億円、四半期純利益が同15.7％減の23.00億円だった。 セグメント業績では、ボンド事業部門の売上高が前年同期比3.4％増の417.64億円、営業利益が同13.9％減の33.37億円。住宅関連の内装工事用接着剤・テープ等の売上は消費増税の影響により、戸建て住宅の着工数が減少したことから低迷したが、土木建築関連ではインフラ補修・補強工事が好調に推移した。新規連結子会社組み入れの影響もあり増収を確保したが、利益面では原材料価格やエネルギーコストの上昇、新製造所等への設備投資による減価償却費の増加が響いた。 化成品事業部門の売上高は同0.6％増の367.23億円、営業利益が同27.9％減の3.04億円。化学工業及び塗料業界向けでプラスチック原料、樹脂添加剤が堅調に推移し売上を伸ばした。電子・電機業界向けは前年を下回ったものの、自動車業界向けは国内向けの不調を北米・欧州向けの好調でカバーし前年並みの売上を確保した。 なお、通期計画については売上高が前期比2.8％増の1160.00億円、営業利益が同21.1％減の51.10億円、経常利益が同23.3％減の51.40億円、純利益が同20.3％減の29.80億円と、昨年10月に修正発表した予想を据え置いている。通期計画に対する第3四半期までの営業利益進捗率は75.8％となる。 コニシは、国内トップクラスの接着剤・シーリング材メーカーである。「ボンド」は同社のブランド名。家庭用接着剤から産業用、住宅・建材用、建築・土木用と幅広い製品を揃えており、主たる市場は住宅・建築・土木関連である。 《AK》