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アゼアス---防護服の販売減少を補って増収増益、ベトナム事務所開設でグローバル化対応も推進

2015/1/29 8:16 FISCO
*08:17JST アゼアス---防護服の販売減少を補って増収増益、ベトナム事務所開設でグローバル化対応も推進 アゼアス<3161>は、防護服などを販売する専門商社。米国デュポン社製の防護服販売が主力の「防護服・環境資機材」のほか、「たたみ資材」、「アパレル資材」の3事業を展開する。繊維と畳資材を扱う千代田屋と、裏地などの資材を扱うニチウラの合併で1998年に設立。それぞれが持つノウハウや強みが融合され、3事業で各業界をリードしている。2014年2月にアパレル資材の丸幸を子会社化。15年1月にはベトナム駐在員事務所を開設するなど、アパレル資材事業のASEAN地域での事業活動の強化も進めている。 足元の業績では、2015年4月期第2四半期(14年5-10月)決算は、売上高は前年同期比18.3%増の48.92億円、営業利益が同61.9%増の0.75億円、経常利益が同53.4%増の0.77億円、四半期純利益が同190.9%増の0.73億円だった。主力事業の防護服・環境資機材事業は、原子力発電所向け販売が伸び悩み、前年同期比1.6%の減収。たたみ資材事業は同1.8%の増収だったが、円安によるコスト増で減益。一方、アパレル資材事業において、丸幸の子会社化が寄与し増収増益、全体を牽引した。 15年4月期の通期予想については、売上高が前期比16.7%増の104.83億円、営業利益が同25.0%増の1.48億円、経常利益が同21.4%増の1.47億円、純利益が同33.6%増の1.04億円を見込んでいる。第2四半期決算は期初から下方修正での着地だったのに対し、通期は期初予想を据え置いている。防護服・環境資機材事業で今後、官公庁等の大口案件等の需要の取り込みを図る予定であるという。 同社の社名は、総てを表す「AZ」と地球を表す「Earth」を組み合わせ、「地球のこと総て、その環境と安全に挑戦する」というコーポレートスローガンにも由来する。グローバルな視野で事業投資を行い、独自の技術発想や強みを活かした自社製品開発や価値提供に努める。今後も、新商品の農薬散布者用防護服や使いきり空調服などの販売や、アパレル資材事業のASEAN進出などを重点戦略に、顧客満足度の高いビジネスを展開する方針。
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防護服・環境資機材事業が主力。デュポンのタイベック製化学防護服、アスベスト処理用資機材の販売等を行う。アパレル資材、不織布マスクの製造等も。防護服・環境資機材事業では高機能防護服の開発等に取り組む。 記:2024/10/03