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シンワアート Research Memo(4):2014年5月期より新中計をスタート、第2の創業期と位置付け

2015/1/21 17:21 FISCO
*17:21JST シンワアート Research Memo(4):2014年5月期より新中計をスタート、第2の創業期と位置付け ■沿革 シンワアートオークション<2437>の前身である株式会社親和会は、1989年6月に画商5社(永善堂、表玄、泰明画廊、みずたに美術、平野古陶軒)の出資によって設立された(1991年6月にシンワアートオークション株式会社に商号変更)。欧米では古くから定着している公開の場で誰でも参加できる「オークション」という美術品の新たなる取引形態を日本の市場に創造することが設立の経緯である。当初は、美術業者間取引を行うセリ市(以下、交換会)と、美術業者だけでなく一般の美術品愛好家も参加可能なオークションの両輪で展開していた。 その後、「公明正大かつ信用あるオークション市場の創造と拡大」の実現を目指し、2000年6月に同社が会主として運営していた交換会事業から撤退すると、2001年6月には同社を顧客としていた投資顧問会社から倉田陽一郎(くらたよういちろう)氏を代表取締役社長に迎え入れるとともに、これまで同社役員を兼任していた創業画廊の代表取締役全員が役員を退任することで新たな経営体制を確立した。 子供の頃からアートが好きで、大学生の時も美術サークルに所属していた倉田氏は、外資系金融機関に入社した後も、趣味でアートに接しながら、オークションの必要性を強く感じていた。32歳の時に投資顧問会社を立ち上げ、シンワアートオークションを顧客としたことをきっかけとして、コンサルタント的な立場で事業計画や組織づくりに関わったことから経営を任されることになった。出品者の利益の最大化をもたらすとともに、参加者にとっても価格決定プロセスにおいて透明性の高いオークションの仕組みを築き上げ、同社の信用力やブランド力を高めたことから業績も順調に拡大。2005年4月には大阪証券取引所ヘラクレス(現東京証券取引所JASDAQ市場)に株式の上場を果たした。 しかしながら、長期間にわたるデフレ経済の環境下で同社の業績も伸び悩みが続いたことから、2014年5月期より新中期経営計画をスタートした。第2の創業期と位置付け、「日本近代美術再生プロジェクト」に取り掛かるとともに、デフレ下においても安定的な収益を確保できる新たな事業として再生可能エネルギー関連事業及び医療機関向け支援事業への参入を図った。その一環として、2013年4月に医療機関向け支援事業を行うシンワメディカル(現シンワメディコ)を設立。また、再生可能エネルギー関連事業を行うエーペックを株式取得により子会社化した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《FA》
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美術品オークション会社。近代美術やコンテンポラリーアートに加え、資産価値の高いワインや家具などのオークション、ダイヤモンド投資、画廊運営事業等も。メタバース空間「Edoverse」が24年1月にローンチ。 記:2024/05/06