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*13:36JST クラウドワークス<3900>時間と場所にとらわれない新しいワークスタイルを獲得 ラジオNIKKEI　マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』1月5日放送において、クラウドワークス<3900>を取り上げている。主な内容は以下の通り。 ■事業概要 同社が運営するクラウドソーシングサービス「クラウドワークス（CrowdWorks）」は、個人にとっての新しい働き方、また企業にとっての新しい人材活用のあり方を提供するものとなっている。クラウドソーシングは、インターネットを活用することで、世界中の企業と個人が直接つながり、仕事の受発注を行うことができるサービスである。 個人の時間の空き枠やスキルを社会全体でシェアできることから、世界的に広がりを見せる「シェアリングエコノミー」の1つとされている。インターネット上で仕事の応募から報酬の受け取りまでを完結することができるため、個人は時間と場所にとらわれない新しいワークスタイルを獲得することがでる。 他方、企業は、多様なスキルを持った個人にオンラインでダイレクトにアクセスすることで、人材調達にかかる時間の大幅な短縮や費用対効果の向上が可能となる。また、消費者やユーザー、各方面の専門家など社外から広くアイデアを集めることも可能であり、研究開発や企画・マーケティングの分野に革新と共感をもたらすとされている。 ■クラウドワークス事業の状況 同社の「クラウドワークス」は2012年3月にサービスを開始し、登録ユーザー数は22万人（2014年9月現在）を超えている。総契約額も大きく成長を続け、直近四半期では4.9億円（第3期第4四半期会計期間）を突破した。外務省、経済産業省など政府4省や、京都府、宮崎県、大阪市など約20の都道府県・地方自治体、自動車、通信、食品、教育、広告、メディアなど幅広い業種の大手企業・上場企業を含む4万社（2014年9月現在）にクライアント（発注者）として活用されており、一度仕事を発注した約半数のクライアントが継続利用している。 ■具体的にはどのようなサービスを提供しているのか 2つある。「クラウドワークス」上で仕事のマッチングを行うプラットフォームサービス「クラウドワークス」では、アプリやソフトウェアの開発、ホームページ制作、ロゴやバナー、チラシなどのデザイン、記事作成やネーミングなどのライティング、データ入力やリスト作成などの事務作業をはじめとした188カテゴリ（2014年9月現在）の仕事を依頼することができる。また、クラウドソーシングによるモノづくりをサポートするプラットフォーム「メイカーズワークス」では、商品企画やプロダクトデザイン、機構設計、回路設計などのハードウェア設計、建築設計、3Dプリンター用データ作成などの分野に対象を広げ、製造業・建設業の仕事が発注できる仕組みを整備している。 ■もう一つは 発注企業が直接契約を結ぶエンタープライズサービス。大企業が新しいスキームであるクラウドソーシングを利用し、個人への発注を行うことは、内規上のハードルがあることが通常である。同社は、大企業の業務オペレーションや法務、社内決裁プロセスに精通した上で、大企業のニーズに応じたサービスのカスタマイズやソリューションの提案、発注担当者が企業内の稟議を通すための支援を積極的に行っている。 ■業績面は 業績面について、2015年9月期は、営業収益が前期比150.4％増の10.0億円、経常損失が3.6億円の見通しとなっている経常損失の増加については、クラウドソーシング市場におけるシェア獲得のために広告宣伝費及び人件費等に積極的に投資を行うこと、及びクラウドワークスのサービス拡充に向けた開発費用の増加によるものとしている。今期赤字予想ではあるが、事業のテーマ性や今後の業績拡大への期待感が高い評価につながるとみられる。 ■足元の株価動向は 足元の株価動向だが、上場後は荒い値動きが続いていたが、12月12日の上場来安値1030円をサポートに下値を切り上げる格好となっている。足元の出来高が減少傾向にあることから売りは一巡か。価格帯別売買高では1200円レベルの商いが積み上がっていることから下値不安は乏しいと見る。 ラジオNIKKEI　マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14：30～14：45放送 《TM》