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明豊ファシリ Research Memo(9):2015年3月期は6期ぶりの最高益更新へ

2015/1/9 18:51 FISCO
*18:53JST 明豊ファシリ Research Memo(9):2015年3月期は6期ぶりの最高益更新へ ■業績動向 (3)2015年3月期見通しについて 2015年3月期の業績見通しは、売上高が前期比1.9%増の8,400百万円、営業利益が同8.8%減の570百万円、経常利益が同3.8%増の400百万円、当期純利益が同15.3%増の257百万円と期初計画を据え置いている。ただ、第2四半期累計業績が期初計画を上回ったほか、受注高も引き続き好調に推移していることなどから、下期の経常利益は少なくとも期初計画の300百万円は達成する可能性が高く、通期の経常利益は500百万円も視野に入ってくるものと予想される。経常利益の過去最高益は2009年3月期の396百万円だが、2015年3月期は6期ぶりに最高益を更新することとなろう。 事業別では、下期もオフィス事業、CM事業、CREM事業揃って、明豊ファシリティワークス<1717>が管理する売上粗利益ベースでの受注高は拡大が続く見通し。オフィス事業では大企業の再編統合の動きが継続し、オフィス移転需要の増加が見込まれる。また、CM事業も大阪府立大学プロジェクトに関しては前期実績の2,659百万円から減収となるものの、その他新規案件の獲得により、拡大が続くものと予想される。 ここ最近の傾向としては、建設の基本構想段階からCM業者として参画できるようになっていること、受注案件が大型化してきていることなどから、複数年プロジェクトとなる案件が増えているのが特徴で、収益基盤がより強固なものになってきていると言える。具体例としてあげれば、大型テーマパークとして2015年初から着工予定の「レゴランド・ジャパン」(名古屋)は2013年の設計段階からCM事業者として参画しており、今後複数年にわたって、収益への貢献が見込まれている。 「レゴランド」に関しては、2012年6月に開設された東京・お台場の「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」を同社がCM事業者として受注して以降、その成果が評価され2015年春に開業予定の「レゴランド・ディスカバリー・センター大阪」、2017年春に開業予定の「レゴランド・ジャパン」の受注へとつながっている。「レゴランド・ジャパン」に関しては総工費で約320億円が見込まれている。 同社は2010年に国際的な建設コンサルタント及びPM会社として長い歴史と実績のあるSweet Group社(英国)と、建設プロジェクト分野における戦略的提携を結んでおり、「レゴランド」に関しては同社を通じた紹介案件であった。今後も海外企業の日本進出はホテル等を中心に拡大することが見込まれており、Sweet社と提携する同社にとってはビジネスチャンスの拡大につながるものとして期待される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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建築・オフィス移転プロジェクトの施工管理を発注者側の立場で行う。DX実現支援や脱炭素化支援を育成中。24.3期3Q累計発注者支援が堅調。受注粗利率も最高水準まで回復し、二桁増収増益に。配当性向55%目安。 記:2024/04/16