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シュッピン Research Memo(5):時計もサイトの認知度向上で売上高が差実に増加

2014/12/26 18:13 FISCO
*18:13JST シュッピン Research Memo(5):時計もサイトの認知度向上で売上高が差実に増加 ■事業別動向 (2)時計事業 シュッピン<3179>の時計事業の2015年3月期の第2四半期売上高は1,906百万円(前年同期比22.9%増)、セグメント利益は55百万円(同31.8%減)となった。サイト及びシュッピン自体の認知度向上で売上高は着実に増加している。減益となったのは前年上期に高額時計特需があって利益が押し上げられたことの反動である。 時計は高額品になると生産本数がきわめて限定的になり工芸品的色彩を帯びてくる。ここが大量生産の工業製品であるカメラとの大きな違いだ。カメラが使用価値に重点が置かれるのに対して時計は所有価値に重点が置かれる傾向がある。この差は表面のキズなどに対するスタンスの差となって出てくる。そしてこれが販売・買取のEC化比率の差となって出てくる。しかしながらこの点はネガティブに捉える必要はない。高額品の度合いが時計の方がはるかに高いからである。すなわち、店頭取引や対面取引(出張も含む)の費用を十分に賄えるだけの価格帯の商品が数多く流通しているということだ。 今第2四半期のEC売上高比率は36.1%と、前年同期の43.2%から低下した。ここにも店頭での免税品売上の影響が出ていると思われるが、それ以上に、中古品の比率が上昇していることの影響が大きいと推定される。前述のように、中古品においてはキズの程度を目で確認したいという顧客が多く、店頭での取引が多くなるためである。表面的なEC化率の変動に惑わされず、取引内容の吟味が分析上重要だと弊社では考えている。 時計についての今後の施策で注目されるのは、超高画質画像の掲載だ。前述の様に時計は高額品になるほど表面のキズや内部のメカニズムを確認したいという要求が強まる傾向にあり、その消費者ニーズをつかむための施策である。また、カメラで効果を発揮している買取3施策の適用モデルを拡大させて、EC化を高めていく方針だ。おおよそ100万円を境に、それ以下の価格帯の時計はカメラと同様のEC化率を達成できるポテンシャルがあるとみられるため、そこを目指すことで経営効率を一段と高めていく方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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カメラや時計、筆記具、自転車の専門ショップを展開。ECサイトでの販売が主力。シグマクシスと資本業務提携。カメラ事業のEC買取額は過去最高。筆記具事業は限定モデル等が好調。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/04/15