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ソーバル Research Memo(10):通期業績予想は据え置き、本社移転効果はさらに進む余地も

2014/10/7 17:43 FISCO
*17:43JST ソーバル Research Memo(10):通期業績予想は据え置き、本社移転効果はさらに進む余地も ■2015年2月期通期予想 2015年2月期第2四半期決算(2014年3月-8月期)では、通期の業績予想に変更はなかった。連結で売上高6,700百万円(前期比1.1%増)、営業利益540百万円(同4.2%増)、経常利益547百万円(同5.9%増)、当期純利益320百万円(同5.9%増)としている。 しかし、第2四半期発表後の現在、売上高、利益とも上方修正される可能性が高いと考えられる。 売上高が微増にとどまるのは、エンジニアリング事業において、新卒の戦力化にかかる時間に保守的な予想をしていることと、パートナー企業の増加が難しいという前提に基づいている。しかし、実際は、すでに新卒社員の一部は入社から2ヶ月程度で収益貢献するまでに成長している。パートナー企業の確保はどうなるか分からないものの、本社移転による業務効率の向上は予想を超える成果を実現している。すでに触れているが、業務効率の向上はまだまだ進む余地があるという。業務効率の向上によりパートナー企業の不足をある程度補える可能性は十分ある。子会社2社がパートナー不足をある程度補うことも期待できる。 利益も、業務の効率化や付加価値の高いファームウェアの受注などによって拡大の期待が持てる。新卒社員の戦力化もこのまま想定以上の速さで進めば、利益の大きな圧迫要因にはならない可能性が高い。 一方、その他事業に関しては、ソフトバンク向けのRFIDの特需は、2015年2月期第2四半期以降、一服するものの、4月に発売したiPhone5向けのジャケットタイプ及び今後注力するライトニングコネクタタイプのUHF帯リーダ・ライタなど新製品がある程度収益に貢献しそうである。特需がなくなっても、事業全体としては2014年2月期並みの業績を収めることが期待できそうであり、同社全体の業績に大きなマイナスの影響を与える可能性は低いとみられる。 ソーバル<2186>は、業績予想を慎重に設定する傾向が強い。そのような面からも、通期業績の上方修正の可能性は高いと考えられる。ちなみに業績が上方修正されれば利益成長に伴った増配も期待できる。 一方、業績が下振れするケースとして、M&Aが実現した場合、一時的な費用の計上や固定費の予想外の増加ということが起こると考えられる。しかし、想定している買収先の規模はそれほど大きくはないため、仮に減益要因が発生しても、収益全体に大きな影響を及ぼす恐れは低いとみられる。 なお、為替の影響に関しては、円での取引の拡大や、為替予約によって、円安による影響は過去も現在もほとんど同社の業績に影響していない。急激な為替変動による収益減少の可能性はゼロではないものの、大きな影響を与える可能性はあまり高くないと考えてよいだろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光) 《FA》
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