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USS Research Memo(8):通期業績予想は期初計画を据え置き、環境面では好転の兆しも

2014/9/11 19:08 FISCO
*19:08JST USS Research Memo(8):通期業績予想は期初計画を据え置き、環境面では好転の兆しも ■2015年3月期業績見通し 2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.4%増の68,200百万円、営業利益が同1.0%増の33,000百万円、経常利益が同0.7%増の33,500百万円、当期純利益が同6.7%増の21,300百万円と期初計画を据え置いている。 今年度の市場環境としては、新車販売の落ち込みで中古車の供給台数は全体では伸び悩むものの、ユー・エス・エス<4732>はシェア拡大によって、出品台数で前期比6.3%増の245万台、成約台数で同1.4%減の151万台、成約率で62.0%(前期66.8%)を計画しており、出品台数の市場シェアとしては34.0%まで拡大する計算となる。 セグメント別では、オークション事業の外部顧客に対する売上高が前期比0.5%増の49,717百万円と微増収となる見通し。主要会場での効果的なキャンペーン割引実施や、集客に向けた営業を強化することで、出品台数を前期比6.3%増と伸ばし、成約台数の落ち込みによる減収分をカバーする計画だ。手数料単価に関しては、出品手数料が若干低下するものの、成約手数料、落札手数料はほぼ前期並みの水準を想定している。 足元の月次状況に関して、7月は出品台数が前年同月比8.8%増、成約台数が同3.3%増と堅調な推移となった。但し、東京会場が曜日の関係で1開催多かったためで、曜日を合わせた実質の伸び率は出品台数が3.8%増、成約台数が1.5%減と計画よりも若干弱めの結果となった。新車販売台数では、7月は登録車が前年同月比0.6%増、軽自動車が同7.1%減、合計2.5%減となり、登録車は増税後に初のプラスに転じるなど、環境面では好転の兆しも見え始めている。中古車AA市場に関しても8月下旬以降に出品台数、成約台数とも上向きに転じてくるものと予想される。 中古自動車等買取販売事業については、第1四半期が減収減益と低迷したが、下期以降は新車販売の回復を背景に挽回し、通期の外部顧客に対する売上高は前期比0.2%増の11,644百万円とほぼ横ばい水準となる見通し。ただ、利益面ではオークション相場の軟化を想定しており、減益を見込んでいる。 その他事業の外部顧客に対する売上高は、前期比0.1%減の6,837百万円を見込んでいる。このうち、中古車輸出手続代行サービスは、円安を背景に同12.7%増と好調が続く見通し。一方、廃自動車等リサイクル事業に関しては、鉄スクラップ市況の軟化を想定しており、同2.4%減収と保守的な計画となっている。一方、廃ゴムリサイクル事業に関しては売上高、利益ともに前期並みの水準を想定している。 今期の設備投資額(支出ベース)は6,500百万円を計画。新築移転する新岡山会場への投資額は3,500百万円で、2014年8月23日にオープンした。会場の立地場所が山陽自動車道「山陽IC」出口すぐの場所にあり、交通の利便性が向上することで、オークション参加業者、並びに出品台数の増加が期待される。 岡山会場の出品台数は2014年3月期実績で7.1万台だが、同社では早期に10万台まで拡大していきたい考え。そうなれば、中国・四国地区での地域シェアも17%から25%程度まで上昇し、トップに躍り出ることになる。 その他のオークション会場についても、出品台数の強化や会員の利便性向上につながるような各種設備の追加・更新投資を計画している。また、老朽化が進んでいる北陸会場や群馬会場、静岡会場では、移転も含めて会場の建て替えなどを今後、検討していく予定だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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中古車オークション運営で国内最大規模。中古自動車買取専門店「ラビット」の運営、資源リサイクル事業等も手掛ける。総還元性向80%以上目安。会員向けサービスの強化図る。25.3期は成約台数の増加等を見込む。 記:2024/06/28