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コニシ Research Memo(4):建設投資動向と相関するボンド事業は売上の約7割が住宅・土木建築用

2014/8/20 17:39 FISCO
*17:39JST コニシ Research Memo(4):建設投資動向と相関するボンド事業は売上の約7割が住宅・土木建築用 ■会社概要 (2)事業内容 ○ボンド事業 コニシ<4956>のボンド事業では、主に工業用・一般家庭用の各種接着剤、シーリング材及びワックス・両面テープ等の製造販売を国内外で行っている。前期(2014年3月期)のボンド事業の業績は、売上高が前期比10.4%増の55,045百万円(全売上高に対する構成比48.8%)、営業利益が同18.8%増の5,284百万円(同81.7%)であった。 アイテム数は「ボンド」のブランドが付く商品だけで約6,500アイテムにのぼり、業界での品揃えは国内で群を抜いている。生産拠点(工場)は子会社を含めて国内5拠点、海外3拠点(中国、ベトナム、インド)となっている。一方で販売のすべては、代理店または子会社ボンド販売を経由してホームセンターや量販店、住宅メーカー、施工業者向け等に販売されている。代理店は、全国に約900社のネットワークを有している。また子会社サンライズMSIでは主に戸建て用の建築用シーリング材や自動車用シール材・接着剤を製造・販売しているが、これらはコニシや代理店を経由せずに直接最終顧客である住宅メーカーや自動車メーカーに販売している。また中国子会社(科陽精細化工(蘇州))では、中国や東南アジアのユーザー(主に日系の建材関連企業や自動車メーカー)向けに販売している。 親会社(コニシ)と関係会社の売上高比率(2014年3月期)はグラフの通りコニシ74.7%、関係会社25.3%となっているが、営業利益(同)ではコニシが62.1%、関係会社が37.9%となっており、利益率の面では関係会社の寄与が大きい。 向け先別売上高の内訳(2014年3月期、コニシ単独ベース)は、グラフの通り住宅・建材関連が45.2%、土木建築用が25.3%、一般家庭用が13.8%、工場生産用が13.0%、ワックスが2.7%となっている。また、子会社のサンライズMSIは戸建て用の建築用シーリング材・自動車用シール材等を主力製品としている。 以上から、ボンド事業においては売上高の約70%を住宅・土木建築用が占めており、ホームセンター等で見る一般家庭用は15%程度にとどまっている。したがって、住宅、建築、土木業界の動向が同社のボンド事業に与える影響も大きいと言える。実際、建設投資の動きとボンド事業の売上高はグラフの通り、相関性が高くなっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《FA》
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接着剤メーカー最大手。木工用ボンドで知名度。合成接着剤ボンドと化成品が収益の柱。土木建設向けに強み。自動車等に使用される弾性接着剤は販売数量増。24.3期3Qは大幅営業増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/15