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アールシーコア CORPORATE RESEARCH(1/9):業界内でも高収益率体質、今期は中計達成に向け先行投資

2014/8/8 20:44 FISCO
*20:44JST アールシーコア CORPORATE RESEARCH(1/9):業界内でも高収益率体質、今期は中計達成に向け先行投資 アールシーコア<7837>(以下「RCC社」、「同社」)はログハウスやドームハウスなど木をふんだんに使用した個性的な自然派住宅の製造、販売を行う。現在の商品ラインナップはログハウス4シリーズ、ログハウス以外の住宅(「エポックス」)3シリーズ。商品ブランド名は「BESS」。ログハウスの国内シェアは2013年度ベースで約半数を占めている。また、同社の商品は外観等から別荘向けと思われがちであるが、2013年度の同社集計で住宅用途が94%を占める。 単独展示場形式を採用して展開。単独展示場数は2014年4月末時点で41拠点(175棟)、平均すると1拠点あたり4.3棟のBESSの家が展示されている。展示場数の内訳は、パートナーシップ契約(フランチャイズ契約)を結んだ販社による運営が37か所、経営不振であった販社の経営を引き継ぐ形で株式会社BESSパートナーズ社(RCC社の100%子会社、以下「BP社」)が運営するものが札幌と岐阜の2か所、RCC社が直販部門として直接運営するものが代官山(東京都)と藤沢(神奈川県)の2か所。この「単独展示場運営」、「農耕型営業」による「感性マーケティング」、「住宅購入者の嗜好の一致」が同社の強固なビジネス・フレームワークとして機能してきた。 5月15日に2013年度の決算を発表。売上高が2期連続、営業利益も3期連続で過去最高を更新し、売上高営業利益率は7.4%と同業平均の5.8%を1.6%pt程度上回った。しかし、筆者は、消費増税による駆け込み需要の発生は同社に向かい風と考えている。その理由は、(1)施工部門を持たないことによる住宅完成までの期間長期化の悪影響、(2)同社のビジネス・フレームワーク外の需要喚起がもたらす今期以降の契約減の可能性である。 同時に発表した2014年度業績予想は、売上高が5.1%の増収ながら営業利益については67.0%の大幅な減益見込み。下掲の中期経営計画の達成を確実にするため、今期は戦略的な費用の投下を行うという。そのため、中期経営計画の進捗を踏まえた総合的な費用の分析が肝要。 同社は2012年に2017年3月までの中期5カ年計画「“異端でメジャー”ステージアップ5ヵ年計画」を発表し、今期がその折り返しとなる3期目を迎える。具体的な最終目標は「連結売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%」。計画遂行の為の体制として、展示場数50拠点、営業員数250名、前提条件として展示場新規来場者数3万3千件、契約棟数1,900棟を掲げている。 スプリングキャピタル社(以下、「SC社」)がRCC社の定量分析を行う際に用いる業種区分は「ハウスメーカー・住宅販売」。上場企業数は同社を含めて27。同社の売上高は、過去業界全体と同じ傾向で推移してきたことから利益率等の比較は有意であると判断される。同社の過去10年間の平均成長率は利益項目で同業を大きく上回る。また、売上高利益率も直近4期に亘り相対的に高い数字を維持してきた。 スプリングキャピタル株式会社 井上 哲男 《FA》
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自然派個性住宅の製造・販売、タイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」の運営管理等を手掛ける。ログハウスで国内トップシェア。単独展示場「LOGWAY」を展開。BESS新築住宅事業の立て直しに取り組む。 記:2024/08/12