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*19:29JST ＣＤＧ Research Memo（9）：新たな取り組みとしてLINEを活用したSP施策を実施 ■成長戦略 （2）デジタルプロモーションでの新たな取り組み O2Oなどインターネット技術を使ったマーケティング戦略が活発化する中で、CDG<2487>においても新たな取り組みとして大手SNSのLINEを活用したSP施策の取り組みを進めている。具体例として、2014年3月期に取り組んだB-R サーティワン アイスクリーム<2268>向けの事例を紹介する。 B-R サーティワン アイスクリームでは、毎年ハロウィンの季節に販促キャンペーンとして、店頭でのスクラッチくじを行い、くじに外れた人にも景品を渡してきた。ただ、これでは膨大な景品コストがかかるほか、店頭でも商品購入とくじ引きの二重の滞留が発生するという課題を抱えていた。 これに対して同社が提案したのが、LINEを活用したキャンペーンとなる。対象商品の購入者に対して、サーティワンアイスクリームのオリジナルスタンプをプレゼントするというもの。店頭で対象商品を購入すると、シリアルナンバー付きカードが付いてくる。カードに表示されているQRコードをスマートフォンで読み取り、ダウンロードサイトにアクセス、シリアルナンバーを入力することでオリジナルスタンプがダウンロードできる仕組みとなる。店頭ではカードを渡すだけなので、滞留を回避することが可能となるほか、スタンプはデジタル景品のため、物流コストも含めてコスト低減に寄与することになる。 キャンペーンの事前告知もLINEの公式アカウントに友達登録すると無料スタンプがもらえるという形で展開したところ、一晩で200万人の登録者数が増加するなどキャンペーンの告知効果という点においても、十分な効果を発揮したと言える。 同社では今後も、このような新たなコミュニケーションツールを活用したデジタルプロモーション企画の提案を積極的に行うことで、受注案件の拡大につなげていく考えだ。 （執筆：フィスコ客員アナリスト 佐藤　譲） 《FA》