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*18:21JST 健康ＣＰ Research Memo（1）：RIZAPを中核にグループ企業間のシナジー効果を実現し、高成長を続ける 健康コーポレーション<2928>は従来からの美容・健康関連の通信販売事業に加えて、パーソナルトレーニングジムを運営するRIZAPが急成長中である。RIZAPは同社の成長に加えて、他のグループ企業にシナジー効果を生み出す力を有しており、グループ全体の収益を底上げする「グループ全体のけん引役」としての期待が高まってきている。 健康コーポレーションはエンターテイメント事業のゲオディノス（2014年7月よりSDエンターテイメントに商号変更予定）<4650>を2014年1月に買収した。一見すると両社にはつながりはないようにも見えるが、ゲオディノスのフィットネス事業はRIZAPとのシナジーが期待される最右翼だ。それ以外のボウリングやゲームセンター事業などでもシニア層を切り口として、シナジー効果を生み出す余地は大きいと考えられる。 2014年3月期の業績は、イデアインターナショナル<3140>、ゲオディノスを買収した効果もあって売上高、経常利益、当期利益が過去最高を更新した。これら買収企業がフルに寄与してくる2015年3月期については売上高37,062百万円、経常利益1,931百万円と連続過去最高更新の見込みである。なお、上記両社の子会社化は、投資という観点でも大きな成功を収めている。イデアインターナショナルは取得単価417円に対して現在の株価は1,245円（7月11日株価）と298.6%の値上がりとなっている。ゲオディノスも同様に、取得単価178円に対して現在株価が1,420円と797.8%の上昇となっている。 同社は株主還元への意識が高く、株主優待も含めて株主還元の充実を図っている。2014年3月期は期末配当金を前年の1.35円から7円に増配した。2015年3月期は配当方針を変更し、配当性向を18％～20％へと倍以上の水準に高めた。この結果として予想配当を6.73円～7.48円としている。また、株主優待策において、最低単位の100株保有時の優待金額を3倍増(2,000円相当から6,000円相当へ)、200株保有時を6倍増(2,000円相当から12,000円相当へ)と大幅に引き上げた。これらの施策の結果、優待利回りを加味した実質配当利回りは非常に魅力的な水準となっている。 ★Check Point ・事業シナジーが見込める企業を買収し成長を加速させる手法で急成長中 ・新しい価値観の創出と広告出稿のノウハウをあわせた「販売力」が強み ・ゲオディノスのフィットネス事業とは相互補完が可能な状況 （執筆：フィスコ客員アナリスト 浅川　裕之） 《FA》