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米雇用統計を前に持ち高調整が中心【クロージング】

2024/9/6 16:19 FISCO
*16:19JST 米雇用統計を前に持ち高調整が中心【クロージング】 6日の日経平均は4日続落。265.62円安の36391.47円(出来高概算16億8000万株)で取引を終えた。前日までの3日間で2000円超下落したため自律反発狙いの買いが先行し、日経平均は36898.28円まで買われる場面もみられた。ただ、円相場が朝方からじわじわと円高方向に進み、午後には1ドル=142円台半ばに振れたため、次第に持ち高調整の売りが優勢となった。米雇用統計の発表を前にリバウンド狙いの買いは入りづらく、終盤には36235.61円まで水準を切り下げる場面があった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1100を超え、全体の7割を占めた。セクター別では、電気ガス、倉庫運輸、小売など5業種が上昇。一方、機械、鉄鋼、電気機器、非鉄金属、証券商品先物など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、コナミG<9766>、ファーストリテ<9983>、エムスリー<2413>、NTTデータ<9613>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、アドバンテス<6857>、リクルートHD<6098>が軟調だった。 朝方こそ、自律反発を狙った買いに日経平均は一時240円超上伸した。ただ、前日の米国市場は、雇用統計の発表を前にした持ち高調整売りが入りやすかったほか、米半導体大手ブロードコムが通常取引終了後に発表した8-10月期の売上高見通しが市場予想を下回ったことも響き、朝方の買い一が巡した後は半導体関連株中心に値を消す銘柄が増えた。さらに、円高を背景に、輸出関連株の業績懸念も台頭したことも相場の重荷となった。 8月の米雇用統計の結果に注目される。市場では、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利下げが4割程度織り込まれているだけに、失業率が低下するなど、米経済への過度な悲観が後退する結果となるのかが注目される。今回の雇用統計では、失業率が4.2%に小幅に低下することが予想されている。一方、来週は10日に大統領選候補者による討論会、11日には米消費者物価指数(CPI)、国内でも9月限の先物・オプションSQ(特別清算指数算出)を控える。来週も不安定な値動きが続くことになりそうだ。 《CS》
関連銘柄 9件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(-0.87%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
9,824
11/22 15:30
+288(3.02%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(-0.49%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(2.74%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9766 東証プライム
14,675
11/22 15:30
+375(2.62%)
時価総額 2,105,862百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17