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注目銘柄ダイジェスト(前場):大阪チタ、倉元、カルナバイオなど

2024/9/3 11:46 FISCO
*11:46JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):大阪チタ、倉元、カルナバイオなど ヤマハ<7951>:3575円(+30円) 続伸。発行済み株式数の3.7%に当たる600万株、140億円を上限とする自己株式の取得実施を発表している。取得期間は9月10日から25年2月28日まで。株主還元と資本効率の向上を図ることを目的としている。当面の需給面での下支えを期待する動きが先行。ただ、ヤマハ発動機株の売却によって自社株買いへの期待はある程度織り込まれていたとも考えられる。ちなみに、個別決算では投資有価証券売却益約205億円を計上するようだ。 倉元<5216>:404円(+30円) 大幅反発。アイウイズロボティクスを株式交換によって完全子会社化すると発表している。アイウイズロボティクスはAIを活用した全自動業務用掃除ロボットの日本での開発・販売・メンテナンスサービスを提供している企業。今回の買収によって業務用支援ロボット事業に新規で進出することになる。被買収企業の2025年12月期営業利益は7.8億円が見込まれているようだ。なお、株式交換に対する交付株式数は777万2021株となる。 伊藤園<2593>:3334円(-134円) 大幅続落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は71.3億円で前年同期比28.7%減となり、据え置きの通期予想265億円、前期比5.9%増に対して、低調な出だしと受けとめられているようだ。飲食関連事業などは堅調であったものの、茶系飲料をはじめ飲料の数量回復が限定的にとどまり、リーフ・ドリンク事業が大幅な減益となっている。業績下振れへの懸念も先行する状況のようだ。 大阪チタ<5726>:2761円(+249円) 大幅反発。スポンジチタンの生産能力増強計画、及び同計画が経済産業省による供給確保計画の認定を受けたことを発表している。現行の4万トンから5万トンに年間の生産能力増強を図る計画で、増産設備の完工は2027年度末までが目標。投資額は約330億円となるもよう。今後のスポンジチタンの需給逼迫を見据えてのもの。供給確保計画においては、最大助成額が約80.4億円となるようだ。 サンウェルズ<9229>:2416円 ウ - ストップ安売り気配。有料老人ホーム「PDハウス」のうち複数のホームで、併設の訪問看護ステーションが実際とは異なる記録を作り、不正に診療報酬を請求していたとみられることが分かったと一部報じられている。全社的に過剰な訪問看護で報酬を請求しているとの指摘が内部から出ているようだ。一方、会社側では事実無根とコメント、訴訟を含め法的措置を検討としている。報道機関の質問事項に対する回答内容なども公表している。 ココペリ<4167>:485円(+21円) 続伸。2日の取引終了後にグループ会社のキー・ポイントが地域金融機関のDXをサポートするサービス展開を開始したことを発表し、好材料視されている。ココペリの持つ金融機関のネットワークを活用し、業務効率化を支援するセキュアなファイル共有とメール管理などの自社サービスの展開をスタートさせた。サービスを通して、セキュリティ要件の厳しい金融業界において、情報漏洩と重要情報の見落としを防止し、リソース配分の最適化をサポートすることにより、金融機関の生産性向上と業務効率化に寄与する。 ラクオリア創薬<4579>:629円(+13円) 反発。サブライセンス先企業であるメキシコCarnot社が、韓国HKイノエン社を通じてライセンスした胃酸分泌抑制剤tegoprazanのコロンビアにおける販売承認を取得したことを発表した。Tegoprazanは、同社が創出したカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)と呼ばれる新しい作用機序の胃酸分泌抑制剤である。P-CABは、胃食道逆流症治療の第一選択薬であるプロトンポンプ阻害剤(PPI)よりも速やかに、かつ、持続的に胃酸分泌を抑制する新世代の治療薬である。 カルナバイオ<4572>:455円(+39円) 大幅続伸。血液がんを対象疾患として開発を進めている次世代型BTK阻害剤AS-1763に関し、フェーズ1b試験・用量拡大パートの開始が決定されたと発表し好感されている。現時点までの用量漸増パートの途中経過で、AS-1763の高い安全性と忍容性、並びに治療効果の期待できる十分な血中薬物濃度と高い全奏効率を確認することができていることから、治験責任医師の合意のもと、用量漸増パートで計画していた最大用量(600mg BID)の開始を待たずに用量拡大パートへ移行することを決定した。 《ST》
関連銘柄 8件
2593 東証プライム
3,140
11/22 15:30
-2(-0.06%)
時価総額 280,126百万円
清涼飲料メーカー。国内緑茶飲料市場でトップシェア。お~いお茶が主力。タリーズコーヒージャパンを傘下に収める。米国など海外展開も。中計では27.4期ROE10%以上目標。お~いお茶のグローバル化等に注力。 記:2024/06/04
4167 東証グロース
380
11/22 15:30
-10(-2.56%)
時価総額 3,008百万円
中小企業向けDX支援プラットフォーム「Big Advance」の提供を行う。オンライン請求書電子化サービス「ちゃんと請求書」も。「Big Advance」の導入金融機関数は80社超。25.3期は増収計画。 記:2024/07/01
4572 東証グロース
310
11/22 15:30
-1(-0.32%)
時価総額 5,598百万円
キナーゼ阻害薬等の研究開発を行うバイオベンチャー。がん、免疫炎症疾患が重点領域。キナーゼタンパク質の販売、受託サービス等を手掛ける創薬支援事業も。次世代非共有結合型BTK阻害剤AS-1763に注力。 記:2024/08/06
4579 東証グロース
462
11/22 15:30
-4(-0.86%)
時価総額 9,997百万円
旧ファイザー中央研究所が前身の創薬ベンチャー。愛知県名古屋市に本社。胃酸分泌抑制剤「テゴプラザン」、ペット用医薬品等を手掛ける。低分子創薬、イオンチャネル創薬が強み。テゴプラザンは承認国が順調に拡大。 記:2024/08/19
5216 東証スタンダード
238
11/22 15:30
-1(-0.42%)
時価総額 9,153百万円
ガラス基板加工メーカー。宮城県栗原市に本社。液晶パネル向けガラス基板加工事業が主力。石英ガラス加工等の半導体製造装置部品加工、不動産賃貸事業等も。25年2月にペロブスカイト太陽電池事業を開始予定。 記:2024/08/19
1,965
11/22 15:30
+17(0.87%)
時価総額 72,312百万円
スポンジチタンのトップメーカー。兵庫県尼崎市に本社。低酸素球状チタン粉末や高純度チタン等の高機能材料事業も展開。神戸製鋼所等が主要取引先。配当性向25%~35%目安。球状チタン合金粉末等の拡販図る。 記:2024/09/02
7951 東証プライム
1,090.5
11/22 15:30
+12(1.11%)
時価総額 592,142百万円
世界最大の総合楽器メーカー。1887年創業。静岡県浜松市に本社。ピアノ、電子楽器、弦楽器等の製造・販売を行う。音響機器、電子デバイス等も手掛ける。総還元性向50%目標。業務用音響機器は旺盛な需要続く。 記:2024/08/30
9229 東証プライム
998
11/22 15:30
+50(5.27%)
時価総額 35,150百万円
パーキンソン病専門介護施設「PDハウス」を運営。医療特化型住宅「太陽のプリズム」の運営、福祉用具のレンタル、加圧トレーニング事業等も。石川県金沢市に本社。PDハウスは新規エリアの展開加速などに注力。 記:2024/10/10