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4万円接近で利益確定の売りが入りやすい【クロージング】

2024/7/1 16:18 FISCO
*16:18JST 4万円接近で利益確定の売りが入りやすい【クロージング】 1日の日経平均は小幅続伸。47.98円高の39631.06円(出来高概算は16億2000万株)で取引を終えた。日銀が発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で大企業製造業の業況判断DIが改善し、投資家心理を上向かせ買い先行で始まり、日経平均は取引開始直後に39942.69円まで上げ幅を広げた。ただ、4万円の大台回復を前に利食い売りが出たほか、後場に入ると、8日と10日に控える上場投資信託(ETF)の分配金捻出目的の売りが警戒され、次第に見送りムードが強まり、日経平均は後場に入ると、一時39537.10円とマイナスに転じる場面もみられた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が796、値下がり銘柄数が790と拮抗し、変わらす銘柄は59だった。セクター別では、海運、保険、石油石炭、鉄鋼など23業種が上昇。一方、精密機器、陸運、非鉄金属、電気ガスなど10業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、三菱商<8058>、トレンド<4704>が堅調だった半面、テルモ<4543>、レーザーテック<6920>、リクルートHD<6098>、第一三共<4568>が軟調だった。 6月28日の米国市場は主要3指標が下落した。5月のコアPCEデフレータが市場予想通りの結果となったことは安心材料となったものの、長期金利の上昇が警戒された。ただし、金利上昇などを背景に円安が進んでおり、ホンダ<7267>、デンソー<6902>、コマツ<6301>などの輸出株の一角が堅調だった。円安対策として、利上げへの思惑も根強く、国内長期金利が上昇するなか、銀行、保険、証券など金融株が買われた。そのほか、商社や海運株などのバリュー株にも投資資金が向かい、日経平均の上げ幅は一時350円を超えた。 6月の日銀短観で、大企業の製造業の景況感改善が示され、今月の金融政策決定会合での追加的な利上げに対する懸念はくすぶっている。このところ、金利上昇が金融株の押し上げ要因となっているが、金利上昇が日本経済全体への先行き懸念との見方に変われば、株価にはマイナスに働くだけに警戒したいところではある。先週は日経平均が一時1000円超上昇するなど短期的な過熱感が残っているほか、今週は米国で重要な経済指標の発表も控えており、積極的に上値を買い上がる流れにはつながりにくいだろう。そのため、しばらくは上値の重い展開が続く可能性がありそうだ。もっとも、下を売り込む流れにもならず、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。 《CS》
関連銘柄 11件
4543 東証プライム
2,747.5
7/5 15:00
+28(1.03%)
時価総額 4,095,690百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4568 東証プライム
5,750
7/5 15:00
+73(1.29%)
時価総額 11,195,446百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
4704 東証プライム
6,872
7/5 15:00
-83(-1.19%)
時価総額 967,557百万円
ウイルス対策ソフトで国内トップ。世界でも上位に位置。24.12期は欧州・アジア太平洋地域を牽引役に売上伸長を想定。販管費を前期並みに抑えて営業最高益を見込む。リストラ関連特損は解消。配当性向は70%目安。 記:2024/03/11
9,093
7/5 15:00
+271(3.07%)
時価総額 15,421,364百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6301 東証プライム
4,972
7/5 15:00
-15(-0.3%)
時価総額 4,838,482百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6902 東証プライム
2,561
7/5 15:00
-44.5(-1.71%)
時価総額 8,071,709百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6920 東証プライム
34,290
7/5 15:00
-150(-0.44%)
時価総額 3,233,067百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7267 東証プライム
1,733
7/5 15:00
-58(-3.24%)
時価総額 9,417,616百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
8058 東証プライム
3,386
7/5 15:00
-2(-0.06%)
時価総額 14,602,064百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
4,395
7/5 15:00
+2(0.05%)
時価総額 10,126,871百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
11,225
7/5 15:00
+35(0.31%)
時価総額 19,340,159百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17