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新興市場見通し:グロース250指数は75日線の攻防、引き続きバイオ関連が物色の柱に

2024/6/29 14:23 FISCO
*14:23JST 新興市場見通し:グロース250指数は75日線の攻防、引き続きバイオ関連が物色の柱に   ■6月月間ベースで反発基調が鮮明 今週の新興市場は上昇。同時期の騰落率は、日経平均が+2.56%だったのに対して、グロース市場指数は+3.43%、グロース市場250指数は+3.65%と新興市場優勢の地合いとなった。サンバイオ<4592>が4連続ストップ高となるなどバイオ株が総じて買われたことや時価総額が大きい主力株もしっかりだったことで、6月27日までグロース市場指数は6日続伸、グロース市場250指数は4日続伸と強い動き。週末こそ、利益確定の流れが強まったものの、6月月間ベースでは、グロース市場指数は+6.93%、グロース市場250指数は+6.91%と反発基調が鮮明となった。 時価総額上位銘柄では、新たなM&Aを発表したGENDA<9166>が4日続伸。シーユーシー<9158>が上場来安値圏からの反発を見せた。また、インテグラル<5842>は強い上昇が継続しており連日で上場来高値を更新。また、週末こそ反落となったが、ウェルスナビ<7342>も5月30日の年初来安値からの反発が続いた。一方、アストロスケールHD<186A>、QPS研究所<5595>は反発基調を強めているが、ispace<9348>はさえないなど宇宙関連銘柄はまちまちとなった。 このほか、直近の新規株式公開(IPO)銘柄であるPostPrime<198A>は初値形成後も強い動きを続け、週間ベースではサンバイオに次ぐ上昇率となった。一方、23年12月期有価証券報告書が期限内に提出できなかったENECHANGE<4169>は週末ストップ安となった。 なお、27日にグロース市場に上場した豆蔵デジタルホールディングス<202A>の初値は公開価格を1.4%上回る1348円。28日にグロース市場に上場したロゴスホールディングス<205A>の初値は公開価格と同じ2290円となった。初値形成後、豆蔵デジタルHDは買われた一方、ロゴスHDは売られる展開となった。 ■物色の柱はバイオ関連、IPOは1社 来週の新興市場は、ここまでの反発に対する利益確定売りが先行しそうだが、投資家マインドの改善を背景にしっかりの展開を想定する。グロース市場250指数は75日移動平均線突破を試す展開を迎えている。6月27日は4月1日以来となる終値ベースで75日移動平均線を上回ったが、週末、この水準を割り込んだ。25日移動平均線がしっかりと上向きに転じていることから、来週は一段上の200日移動平均線が位置する690ポイントを狙いところだ。 物色の柱となるのは、6月中旬以降、投資家の関心を集めているサンバイオやクオリプス<4894>などバイオ関連だろう。週末にラクオリア創薬<4579>が急落するなど、バイオ関連は乱高下しやすいが引き続き関心は高い。来週は7月2日に、独自の創薬基盤を用いた新規医薬品の開発などを手掛けるPRISM BioLab<206A>がグロース市場に上場することから、バイオ関連の刺激材料となろう。ここ最近のIPOは、PostPrimeのように初値が伸びなくても、初値形成後に強い動きを見せるケースが多いのでセカンダリーにも注目したい。 また、時価総額の大きい銘柄では、インテグラルが新値追いの強い動きを見せていることで注目するほか、GENDAも上場来高値(1995円、分割考慮後)を捉えてくると需給面を材料視した買いが期待できよう。 《FA》
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時価総額 7,343百万円
金融・経済情報プラットフォーム事業を展開。SNSプラットフォーム「PostPrime」が主力。AIパートナー「IZANAVI」をリリース。取引プラットフォームの25.5期中リリースを目標に掲げる。 記:2024/10/29
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時価総額 19,549百万円
クラウド/AIコンサルティングなどを手掛ける。2020年に東証1部から上場廃止後、インテグラル<5842>支援のもと組織再編した。金融など大企業向けクラウドコンサルが好調。配当性向50~70%方針。 記:2024/10/31
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北海道帯広市に本社を構える(株)ロゴスホーム、北海道札幌市に本社を構える豊栄建設(株)などのハウスメーカーなどを傘下とする持株会社。集客にSNSなどを活用するデジタルマーケティングに特徴。拠点増やし伸長。 記:2024/11/01
334
11/25 15:30
+9(2.77%)
時価総額 12,009百万円
独自の創薬基盤技術「PepMetics技術」を活用した創薬事業を展開。自社開発事業ではエーザイや大原薬品工業、共同開発事業では独メルク社、米イーライリリー社等複数の国内外製薬大手と提携。研究開発費増が継続。 記:2024/11/03
4169 東証グロース
367
11/25 15:30
+29(8.58%)
時価総額 12,826百万円
電気ガス会社の比較・切替サイトを運営。EV充電器導入支援や電力管理サービスなども。EV充電器導入支援は設置台数増加。比較・切替サイトの売上回復を見込む。会計処理問題に対する再発防止策を発表し信頼回復へ。 記:2024/08/10
4579 東証グロース
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+6(1.3%)
時価総額 10,127百万円
旧ファイザー中央研究所が前身の創薬ベンチャー。愛知県名古屋市に本社。胃酸分泌抑制剤「テゴプラザン」、ペット用医薬品等を手掛ける。低分子創薬、イオンチャネル創薬が強み。テゴプラザンは承認国が順調に拡大。 記:2024/08/19
4592 東証グロース
979
11/25 15:30
+14(1.45%)
時価総額 67,188百万円
再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行う。中枢神経系疾患が主な対象。細胞治療薬「SB623」が主要開発品。ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」は日本における条件及び期限付き製造販売承認を取得。 記:2024/10/11
4894 東証グロース
5,040
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-140(-2.7%)
時価総額 40,461百万円
大阪大学発の再生医療ベンチャー。iPS細胞由来心筋細胞シートの開発、細胞培養上清液の製造・販売、製造開発受託サービス等を手掛ける。第一三共が筆頭株主。複数パイプラインの研究開発加速で収益の多角化図る。 記:2024/08/10
5595 東証グロース
1,505
11/25 15:30
-24(-1.57%)
時価総額 55,691百万円
小型SAR衛星の開発製造や運用、SAR画像データの販売等を行う。展開式パラボラアンテナの開発で低コスト化に成功。国内官公庁向け販売比率が高い。24年8月に小型SAR衛星QPS-SAR8号機の打上げが成功。 記:2024/10/26
5842 東証グロース
3,830
11/25 15:30
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7342 東証グロース
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9158 東証グロース
1,691
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医療機関向け経営支援事業、ホスピス型住宅の運営等を行うホスピス事業、指定訪問看護ステーションの展開等を行う居宅訪問看護事業を手掛ける。医療機関向け経営支援事業は新規獲得で支援先主要拠点数が順調に増加。 記:2024/08/27
9166 東証グロース
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GiGO等のアミューズメント施設、カラオケチェーン「カラオケBanBan」の運営等を行うエンタメ・プラットフォーム事業が柱。エンタメ・コンテンツ事業も。アミューズメントは積極的な新規出店、M&Aに注力。 記:2024/10/05
9348 東証グロース
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+1(0.19%)
時価総額 48,697百万円
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