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今日の為替市場ポイント:米国金利の先安観後退でドル売り拡大の可能性低い
2024/6/17 8:16
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*08:16JST 今日の為替市場ポイント:米国金利の先安観後退でドル売り拡大の可能性低い 14日のドル・円は、東京市場では156円86銭から158円26銭まで上昇。欧米市場では157円79銭から156円89銭まで反落し、157円40銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に157円台で推移か。米国の利下げは年内1回にとどまる可能性があることから、リスク回避的なドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。 米国のインフレ率は緩やかに低下しているものの、米連邦準備制度理事会(FRB)は引き締め的な政策方針を維持している。従来予想で利下げは年内3回となっていたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)が6月12日に公表したドットチャートによると利下げは1回にとどまる可能性が高いようだ。そのため、ドルは売りづらい展開が続く。英国やフランス政局の不透明感もドルを支える要因となろう。なお、日本銀行は次回の政策決定会合で今後1-2年の国債買入れ減額についての具体的な計画を策定するが、7月にかけて円安が進行した場合、日銀は追加利上げを行う可能性は消えていないため、新たな円売り材料が提供されない場合、リスク選好的なドル買い・円売りが一段と拡大する可能性は低いとみられる。 《CS》
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