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個人投資家・有限亭玉介:TSMCの決算通過で弱気?まだ強気を維持する半導体関連株に注目【FISCOソーシャルレポーター】

2024/5/5 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:TSMCの決算通過で弱気?まだ強気を維持する半導体関連株に注目【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2024年4月30日13時に執筆 これまで株式市場を牽引してきた半導体株の調子は今後どうなっていくのか気になるところです。TSMCの決算を通過して手仕舞う投資家も出始めている中で、半導体関連の設備投資はこれから本格的に盛り上がっていくのではとも考えます。 改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 半導体関連とは言っても、大型株から小型株まで幅広い分野に分かれています。前工程なのか後工程なのか、半導体製造装置のどの部分で使われる部品なのか…などなど、半導体関連というざっくりしたテーマ以上に銘柄(企業)の精査こそ重要でしょう。 前述したように、中東情勢や想像以上に強い米国のインフレを受けて、これまで好調であった半導体関連を利益確定する流れも見られます。果たしてその調整がどれくらい続くかは定かではありませんが、ますます高度化していくAIなどの技術革新において、今後も半導体自体の開発も、ニーズ高も続く事は明確です。 米長期金利が高止まりしている限りは、引き続きハイテク株には厳しい相場環境になるでしょう。FRBの発言に一喜一憂して米国金利に振り回される相場が長引くのなら、一旦売って底値になるまで様子を見ようとする判断も納得できますな。半導体関連が悪相場の希望の光となれるのか気になるところです。 半導体関連の強みは、やはり日米両国にとっての国策という点で米国の巨大IT企業やTSMCに代表される外資系半導体企業との結び付きが強い事だと言えます。岸田内閣が経済にほとんど関心を示していない事が極めて残念ですが、ラピダスなどのプロジェクトが走り出した以上はある程度の結果が出るまで政府投資は続くのではないでしょうか。あたくしとしては、半導体関連は強気のスタンスで押し目を狙っているところです。 さて、改めて半導体関連株をチェックして参ります。ファブレス半導体企業のザインエレクトロニクス<6769>は、米NVIDIAプラットフォーム向けに1300万画素と高速オートフォーカスに対応した新カメラキットTHSCJ101の提供を開始したとの発表が好感されました。やはりエヌビディアという言葉に市場は敏感な様子がわかりますねぇ。 液晶用塗布装置で世界首位のタツモ<6266>は、パワー半導体関連としても思惑があります。週足チャートでは26週線を上回って推移しており、外部環境が悪化する中でも上昇トレンドを継続できるか5月14日の決算発表も監視です。 4月11日に好決算を発表したローツェ<6323>も、底堅いトレンドを形成しておりますな。決算と併せて8月31日を基準日として1株から10株への株式分割も発表しました。ラピダスのような半導体企業の設備投資が拡大すれば、同社の半導体・FPD関連装置事業にも恩恵があるか。 半導体向けリン系製品が主力のラサ工業<4022>は、直近で25日線を割った後に下げ止まったように見えます。PBRは1倍割れで、5月15日の決算前に様子見ムードとなっているようです。 同様に調整から下げ止まったように見える佐鳥電機<7420>も反発のタイミングを伺っているようですねぇ。4月11日の決算発表では車載向け半導体が業績寄与した模様。業績も好調で、PBRが1倍割れ水準まで株価が下落しましたので割安感も目立っております。 最後は4月22日の上方修正が好感された三信電気<8150>です。下落基調から反発したチャートは25日線を上抜きました。同社はPER・PBRともに割安で、増配を実施しているので株主還元を好感した買いが入るか。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《TY》
関連銘柄 6件
4022 東証プライム
2,963
5/17 15:00
+179(6.43%)
時価総額 23,538百万円
化成品メーカー。リン系製品を軸とした化成品に加え、機械、電子材料などを展開。電子工業向け高純度品やコンデンサー向け原料、水処理用に強み。燐系製品や凝集剤関連製品が伸び悩み、24.3期3Q累計は足踏み。 記:2024/03/28
6266 東証プライム
3,595
5/17 15:00
-110(-2.97%)
時価総額 53,253百万円
半導体プロセス機器を製造・販売。貼合・剥離装置や塗布・現像装置に強み。液晶製造装置も。洗浄装置部門は売上伸長。搬送装置部門は生産効率が改善。23.12期通期は増収増益。24.12期は2桁増収増益計画。 記:2024/04/14
6323 東証プライム
33,250
5/17 15:00
+700(2.15%)
時価総額 586,530百万円
半導体ウエハ搬送装置メーカー。大気用ウエハ搬送ロボットや真空用ウエハ搬送ロボットに加え、ウエハ搬送装置やガラス基板搬送機等のシステムを提供する。今期3Q累計は米国や中国向けの半導体関連装置がけん引した。 記:2024/03/07
6769 東証スタンダード
940
5/17 15:00
-1(-0.11%)
時価総額 11,600百万円
半導体ファブレスメーカー。高速インターフェイスLSIやカメラソリューション、通信モジュール等を展開。23.12期通期はAIOT事業が黒字転換。大口向け出荷が順調。AIサーバー等データサーバー事業に参入。 記:2024/04/16
7420 東証プライム
2,225
5/17 15:00
+3(0.14%)
時価総額 39,932百万円
半導体・電子部品の専門商社。QRコードセキュリティや漏電を高精度・高速で検出する絶縁監視装置など自社開発も展開。アプライドプロダクト事業は利益改善。売上原価の減少などにより、24.5期2Qは営業増益。 記:2024/01/28
8150 東証プライム
2,131
5/17 15:00
-3(-0.14%)
時価総額 34,695百万円
エレクトロニクス商社。半導体や電子部品の販売に加え、ソフト開発やモジュール開発、ネットワーク機器等を提供。デバイス事業は足踏み。24.3期3Qはソリューション事業が堅調。旺盛なDXニーズなどが寄与。 記:2024/02/22