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米ハイテク株高受け半導体関連株を中心に買い戻しの動き【クロージング】

2024/4/12 15:54 FISCO
*15:54JST 米ハイテク株高受け半導体関連株を中心に買い戻しの動き【クロージング】 12日の日経平均は3日ぶりに反発。80.92円高の39523.55円(出来高概算16億3000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株を中心に買われた流れを背景に、東京市場でも半導体関連など値がさ株を中心に買いが先行。また、円相場が1ドル=153円台へと円安基調にあることも支援材料と受け止められ、輸出関連株がしっかりしたことも投資マインドの好転につながったようだ。ただ、週末を前に持ち高調整の売りが出たほか、来週以降、国内外の主要企業の決算発表が本格化する。業績動向を確認したいとの見方が多く、積極的に買い上がる雰囲気にはつながらず、次第に様子見ムードが強まり上値の重さが意識された。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が900を超え、全体の6割近くを占めた。セクター別では、不動産、その他金融、ガラス土石、水産農林など26業種が上昇。一方、石油石炭、小売、電気ガス、海運など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、テルモ<4543>、アドバンテス<6857>、三井不<8801>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、7&iHD<3382>、日東電工<6988>、安川電<6506>が軟化した。 前日の米国市場は、3月の卸売物価指数(PPI)の伸び率が予想を下回ったことを受け、インフレへの過度な懸念が後退したことが材料視されたほか、「米アップルが新型『Mac』の刷新準備を検討している」と米メディアが伝えたこともあり、ハイテク株を中心に買い戻された。ナスダック指数は最高値を更新。東京市場もこの流れを受け、買い先行で始まり、日経平均の上げ幅は一時300円を超えた。また、三井不が前日、長期経営方針を発表。資本政策の拡充などが明らかになり、同社株が一時8%超上昇したほか、同様に資本政策を拡充するのではないかとの思惑もあって、他の不動産株も軒並み値を上げたことも投資家心理の改善に寄与したとみられる。 来週は17日に蘭ASML、18日に台湾のTSMCの決算や、米国でもゴールドマン・サックスやアルコアなど主要企業の決算発表が予定され、投資家の関心は業績動向に移っていこう。特に半導体関連企業の業績見通しに上方修正などが出てくれば、日本でも半導体関連株への見直し買いにつながる可能性があるだけに注目したい。 《CS》
関連銘柄 9件
2,556.5
11/22 15:30
+0.5(0.02%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(1.15%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(-1.66%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6988 東証プライム
2,403.5
11/22 15:30
-1.5(-0.06%)
時価総額 1,698,700百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8801 東証プライム
1,257
11/22 15:30
+11.5(0.92%)
時価総額 3,534,336百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25