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*16:05JST 日経VI：低下、株価底堅いが警戒感の緩和は限定的 日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は8日、前日比-0.24（低下率1.12％）の21.24と低下した。なお、高値は21.56、安値は20.60。先週末の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、安心感から日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物は概ね底堅い動きとなったが、市場では中東の地政学リスクの高まりによる原油価格高止まり、米国のインフレ長期化、米長期金利上昇などへの懸念が継続。ボラティリティーの高まりを警戒するムードの緩和は限定的で、午後に入り日経225先物がやや伸び悩むと日経VIは上昇に転じる場面もあった。 【日経平均VIとは】 日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っています。 《SK》