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利食い優勢で心理的な節目の40500円を下回る【クロージング】

2024/3/25 16:00 FISCO
*16:00JST 利食い優勢で心理的な節目の40500円を下回る【クロージング】 25日の日経平均は5営業日ぶりに反落。474.31円安の40414.12円(出来高概16億1000万株)で取引を終えた。心理的な節目の40500円台を割り込むのは19日以来3営業日ぶり。前週末の米国市場で、足元の相場上昇を受けて利益確定の売りが広がり、ダウ工業株30平均やS&P500種指数が5日ぶりに反落したことから、東京市場も利益確定売りが先行。また、日米の中銀会合を波乱なく通過したことから新規の手掛かり材料にも欠けるなか、短期的な相場の過熱感も意識された。3月期末の配当取りなどの動きも見られ、売り一巡後は下げ渋りを見せる場面もあったものの、大引けにかけて持ち高調整の売りが強まり、安値引けとなった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、陸運、その他金融、石油石炭など5業種が上昇。一方、精密機器、不動産、サービス、銀行、化学など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、JPX<8697>、ニトリHD<9843>、富士電機<6504>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、セコム<9735>が軟調だった。 前週末に日経平均が過去最高値を更新していたこともあり、目先の利益を確保する売りが先行して始まった。また、神田真人財務官が25日、「足元の円安は経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)に沿っておらず、投機によるものだ」と指摘するなど、介入警戒感から1ドル=151円台前半へと円安が一服していることもあり、輸出関連株への利食いにつながった。一方、高配当銘柄などに配当取りの動きがみられた。 今週は、米国では26日に3月のコンファレンスボードによる消費者信頼感指数、29日に2月の個人消費支出(PCE)デフレーターなどが注目されている。インフレの高止まりが懸念されるなかで、市場予想並みの鈍化ペースとなっているのかに注目が集まるだろう。良好な指標発表となったとしても期末要因から積極的な売買は手控えられやすく、先駆した銘柄にはいったん利食いが入りやすいところではある。 《CS》
関連銘柄 9件
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(0.95%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
9,824
11/22 15:30
+288(3.02%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6504 東証プライム
8,551
11/22 15:30
+65(0.77%)
時価総額 1,276,639百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、監視制御システム、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。新製品投入など成長戦略の推進図る。 記:2024/07/28
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8697 東証プライム
1,793
11/22 15:30
-16.5(-0.91%)
時価総額 1,872,928百万円
東京証券取引所グループ、大阪証券取引所の経営統合で2013年に誕生。東京商品取引所、日本証券クリアリング機構なども傘下に持つ。配当性向60%程度目標。金利関連デリバティブの利便性向上、流動性の強化図る。 記:2024/08/01
9735 東証プライム
5,192
11/22 15:30
+72(1.41%)
時価総額 2,422,587百万円
国内初の警備保障会社。事業所向け・家庭向けオンライン・セキュリティシステム、常駐警備、現金護送等を手掛ける。防災事業、メディカルサービス事業等も。システムセキュリティ、入退室管理システム等の拡販図る。 記:2024/08/01
9843 東証プライム
18,025
11/22 15:30
+710(4.1%)
時価総額 2,062,835百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25