マーケット
7/26 15:15
37,667.41
-202.10
40,589.34
+654.27
暗号資産
FISCO BTC Index
7/27 11:02:40
10,425,635
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

個人投資家hina:日銀のリークと私の買ったTSMC関連銘柄【FISCOソーシャルレポーター】

2024/3/19 8:37 FISCO
*08:37JST 個人投資家hina:日銀のリークと私の買ったTSMC関連銘柄【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2024年3月月18日15時に執筆 『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。ニッポン放送の人気番組【飯田浩司のOK!Cozy up!週末増刊号】に毎週レギュラー出演中。Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」を運営中。CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、市場営業日には毎日メルマガを配信しています。株の入門書『超ど素人が極める株』は翔泳社から出版。増刷中です。 ○米国市場 先週末の米国株式市場はNYダウが-190ドル、-0.49%の38714ドル、NASDAQは-155ポイント、-0.96%の15973ポイントと下落しました。 ◎日本市場 日経平均はとても強い展開となりました。寄り付きの日経平均は+253円の38960円からのスタート。先週末金曜日、米国市場の時間帯に米株が弱め推移となる中でも、日経先物は強めとなっていき、土曜日の朝時点で日経平均先物は+260円程度と強めで引けていました。日本時間、土曜日朝2時に日経新聞から「日銀、マイナス金利解除へ 賃上げ拡大で17年ぶり利上げ」という金融政策の変更見通しについて報道がなされていました。 マイナス金利解除へ、というリーク記事です。まだ決定ではないはずなのですが、もうマイナス金利の解除は決まったかのように報道がされていました。この報道がなされた時間に日経平均先物は安値をつけて、そこから切り返していきました。マイナス金利解除、つまりは金利が上がるほうに行くという話が出たら株式市場にはマイナスと見られるのかと思いきや、本日の日経平均はぐんぐん買われていき、+900円超の上昇となっています。「噂で売って、事実で買う」という状態ですね。本当に金融政策の変更があるかどうかは、明日の昼頃に発表される日銀金融政策決定会合後の内容を見なければわからないはずですが、もう決定したかのような動きとなっています。金利が上昇して行くようなら銀行株にとってはプラス材料になりそうですが、メガバンクなどの上昇率は日経平均の上昇率に及ばない程度の上昇にしかなっていません。マイナス金利政策の解除についての評価は難しいところです。明日、政策発表の時間帯に報道されたどおりの内容がでたら、また出尽くしとなるかもしれませんし、悩ましい相場は続きます。日経平均は最終、+1032円の39740円での引けとなりました。金融政策の変更はまだ決定事項ではありませんが、不透明感払拭と言わんばかりの動きとなりました。 そしてもう一つ気になる報道がありました。「日本に先端半導体「後工程」の生産能力、TSMCが検討=関係者」と、TSMCが人工知能向け半導体の生産に不可欠な先端パッケージング工程を日本に設置する検討をしているようだ、ということです。記事を読んでみますと、チップレット技術やパッケージング技術についての記述があります。半導体業界構造を一変させる技術「チップレット」とは一つのチップですべての機能を乗せるのではなくて、小さなチップを寄せ集める技術です。 関連銘柄としては、ソシオネクスト<6526>、TOWA<6315>、アオイ電子<6832>などです。パッケージング技術としてはイビデン<4062>、スクリーンHD<7735>などが挙げられます。ソシオネクスト<6526>は昨年から継続して私のメルマガで取り上げてきています。ソシオネクストは今月末に、日経平均に採用されるというイベントも控えています。本日は+8.1%の上昇となっており、TSMCのニュースが効いているような値動きになっています。ソシオネクストの直近高値は4381円でした。3月14日には3501円まで押し目形成していましたが、本日3909円まで切り返しになってきています。好材料も出てきたことですし、4000円超えの動きを期待したいところです。 ここから再注目したいのが、イビデン<4062>です。先述の報道から個人的には打診買いしています。ICパッケージ、プリント配線板で首位級の銘柄です。同銘柄も過去にメルマガでは何度も取り上げたことがあります。昨年5月以降のエヌビディア株の上昇に伴う半導体相場で、9月までは大きく上昇続きでした。9月以降は調整局面が続き10月31日には6131円までつけています。イビデンは今年の2月末にCB発行による増資などをしており、希薄化懸念などが付きまとうこともあり、軟調な動きとなっていました。本日は+4.9%の上昇となっています。TSMCの関連銘柄として物色されたかなという動きになっています。イビデンと併せて、アオイ電子<6832>と、TOWA<6315>もこの関連として見ていきたいと思っています。 ---- 執筆者名:hina ブログ名:hinaの株ブログ 《TY》
関連銘柄 5件
4062 東証プライム
5,710
7/26 15:00
-264(-4.42%)
時価総額 804,316百万円
ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。電子事業は生成AI用サーバー向けが順調。28.3期売上6500億円目標。 記:2024/06/15
6315 東証プライム
8,500
7/26 15:00
-110(-1.28%)
時価総額 212,780百万円
半導体製造装置メーカー。後工程用で大手。モールディング装置やシンギュレーション装置を製造、販売する。半導体製造装置用の精密金型も手掛ける。今期3Q累計はPCやスマートフォン等の民生品向けが足踏みとなった。 記:2024/03/07
6526 東証プライム
3,005
7/26 15:00
-67(-2.18%)
時価総額 535,136百万円
富士通とパナソニックのSoC事業を統合して誕生したファブレス半導体ベンダー。車載向けなどに経営資源を集中。製品売上は堅調。先端プロセスを中心とする売上増や円安効果が寄与。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/26
6832 東証スタンダード
2,656
7/26 15:00
-15(-0.56%)
時価総額 31,872百万円
ICやモジュール、光学センサ等の製造、販売を行う集積回路事業が主力。サーマルプリントヘッドは世界シェアトップクラス。機能部品は海外向けサーマルプリントヘッドの受注低迷等が響く。24.3期3Qは業績苦戦。 記:2024/04/16
12,735
7/26 15:00
-265(-2.04%)
時価総額 1,293,749百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24