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22日の米国市場ダイジェスト:NYダウは138ドル高、ダウは初の3万8000ドル台

2024/1/23 8:22 FISCO
*08:22JST 22日の米国市場ダイジェスト:NYダウは138ドル高、ダウは初の3万8000ドル台 ■NY株式:NYダウは138ドル高、ダウは初の3万8000ドル台 米国株式市場は続伸。ダウ平均は138.01ドル高の38,001.81ドル、ナスダックは49.32ポイント高の15,360.29で取引を終了した。 寄り付きは上昇。先週の流れを継いで業績期待からハイテク株が買われた。長期金利の上昇が一服したことも追い風に主要株式指数は終日プラス圏で推移。ダウは初の3万8000ドル台を付け、連日で過去最高値を更新した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や運輸などが上昇した一方、自動車・自動車部品、食品・飲料・タバコの下げが目立った。 格安航空会社のスピリット(SAVE)は同業ジェットブルー・エアウェイズ(JBLU)による買収計画を阻止した連邦裁判所の判決を不服として控訴すると発表し、大幅高。百貨店のメーシーズ(M)は投資会社アークハウスと資産運用会社ブリゲード・キャピタルからの買収提案について拒否する姿勢を示し上昇した。バイオ医薬品メーカー、ギリアド・サイエンシズ(GILD)は一部の乳がんとぼうこうがんの治療薬として承認されている「トロデルヴィ」の進行性肺がんへの適応臨床試験で有意な改善が認められなかったと発表し急落。 穀物メジャー、米アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)は業績見通しの下方修正などが失望され大幅安。半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は投資判断の引き下げを受けて下落した。 取引終了後に航空会社のユナイテッド(UAL)はボーイング737MAX9の運航停止により第1四半期が赤字になるとの見通しを発表したが、四半期決算では売上高と調整後の1株利益が予想を上回り買われている。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:米金利低下や日銀会合控えた持ち高調整などでドル売り先行 22日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円62銭へ下落後、148円14銭まで上昇し、148円09銭で引けた。米10年債利回りが一時4.07%台まで低下したことや、あすの日銀の金融政策決定会合の結果発表・植田総裁の会見への警戒感から、ドル売り・円買いが先行したとみられる。その後、米・12月景気先行指数の予想以上のマイナス縮小もあって金利が反発し、ドル買いが優勢になった。 ユーロ・ドルは1.0880ドルから1.0900ドルでもみ合い、1.0883ドルで引けた。ユーロ・円は160円76銭へ下落後、161円35銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.2732ドルから1.2698ドルまで下落。ドル・スイスフランは0.8671フランへ下落後、0.8701フランまで上昇した。 ■NY原油:上昇で74.76ドル、一時75.46ドルまで買われる NY原油先物3月限は上昇(NYMEX原油3月限終値:74.76 ↑1.51)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+1.51ドルの74.76ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは72.56ドル-75.46ドル。ロンドン市場で72.56ドルまで売られたが、供給不安を懸念した買いが強まり、米国市場の後半にかけて75.46ドルまで一段高となった。通常取引終了後の時間外取引では主に74ドル台で推移。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 32.55ドル +0.33ドル(+1.02%) モルガン・スタンレー(MS) 85.73ドル +0.39ドル(+0.45%) ゴールドマン・サックス(GS)385.96ドル +3.76ドル(+0.98%) インテル(INTC) 48.22ドル +0.07ドル(+0.14%) アップル(AAPL) 193.89ドル +2.33ドル(+1.21%) アルファベット(GOOG) 147.71ドル -0.26ドル(-0.17%) メタ(META) 381.78ドル -1.67ドル(-0.43%) キャタピラー(CAT) 288.67ドル +3.39ドル(+1.18%) アルコア(AA) 27.62ドル +0.26ドル(+0.95%) ウォルマート(WMT) 162.39ドル +0.01ドル(+0.00%) 《ST》