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米ハイテク株高や円安進行を受け、33年11カ月ぶりの高値水準【クロージング】

2024/1/11 16:06 FISCO
*16:06JST 米ハイテク株高や円安進行を受け、33年11カ月ぶりの高値水準【クロージング】 11日の日経平均は大幅に4日続伸。608.14円高の35049.86円(出来高概算18億4000万株)と1990年2月以来、33年11カ月ぶりの高値水準で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が上伸した流れが波及したほか、一時1ドル=145円台後半まで進んだ円安もあり、ハイテク株や輸出関連株を中心に買いが先行。日経平均は取引開始直後に35000円を回復しその後も35000円を挟んだ高値圏での推移を継続し、後場中盤にかけて35157.56円まで上げ幅を拡大させた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、33業種すべてが上昇し、輸送用機器、証券商品先物、卸売、機械、保険の強さが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、KDDI<9433>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、ヤマトHD<9064>、テルモ<4543>、エムスリー<2413>、レーザーテック<6920>が軟化した。 前日の米国市場は、インフレが鈍化し、米金融当局がハト派的な姿勢を保つとの見方から、ハイテク関連株中心に買いが優勢となり、主要株価指数は上昇した、この流れを受けて、東京市場でも半導体関連株など値がさ株中心に買われた。また、ウィリアムズNY連銀総裁発言を映して、円安が進んだことも投資家心理を好転させ、自動車や建設機械などの輸出関連株にも値を上げる銘柄が目立ち、日経平均の上げ幅は一時700円を超えた。さらに、1月限のオプションの特別清算指数(SQ)算出日を前に、日経平均が連日節目を突破しているため、先物やオプションの売り方が踏まされている側面もあり、上昇に弾みが付いた形となったようだ。 日経平均は前日に続き、バブル崩壊後の戻り高値を更新し、心理的な節目の35000円をも上抜けた。なお、注目の米CPIについては、総合指数が前年同月比3.2%上昇と11月の3.1%上昇からわずかに伸び率は加速する一方、コア指数は前年同月比3.8%上昇と11月の4.0%上昇から減速することが予想されている。インフレ基調を示すコア指数が市場予想を上回ることになれば、米国での利下げ期待の後退からドル高が一段と進み、株式市場には追い風となる可能性があり、結果が注目されている。 《CS》
関連銘柄 8件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(-0.87%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(1.15%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(-0.49%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9064 東証プライム
1,726
11/22 15:30
+6(0.35%)
時価総額 622,216百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(0.7%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25