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後場に注目すべき3つのポイント~為替の円高推移で輸出関連株中心に売り優勢

2023/12/14 12:36 FISCO
*12:36JST 後場に注目すべき3つのポイント~為替の円高推移で輸出関連株中心に売り優勢 14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶりの反落、為替の円高推移で輸出関連株中心に売り優勢 ・ドル・円は軟調、米金利安・ドル安で ・値下り寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は4日ぶりの反落、為替の円高推移で輸出関連株中心に売り優勢 日経平均は4日ぶりに反落。前日比125.20円安(-0.38%)の32801.15円(出来高概算9億4700万株)で前場の取引を終えている。 13日のNY市場は大幅続伸。ダウ平均は512.30ドル高(+1.40%)の37090.24ドル、S&P500は、63.39ポイント高(+1.37%)の4707.09ポイント、ナスダックは200.57ポイント高(+1.38%)の14733.96で取引を終了した。11月生産者物価指数(PPI)が予想を下回り長期金利の低下に連れハイテクが買われ、小幅高で寄り付いた。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表待ちで小動きが続いたのち、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで予想通り政策金利を3会合連続で据え置くことを決定、当局金融政策決定者の予測が24年の0.75%の利下げが予想されるなどハト派な内容となり、パウエル議長も会見でタカ派色を見せず、来年の利下げ観測が一段と強まると、長期金利の一段の低下で買いに拍車がかかり、終盤にかけ上げ幅を拡大。ダウは過去最高値で終了した。 米国株上昇を背景に日経平均は上昇スタートしたが、為替市場でドル・円が142円台と前日大引けとの比較では3円弱円高に振れていることから、大型株を中心に売りが優勢に。寄り付き後、日経平均はすぐに前日比マイナス圏に沈んだ。 日経平均採用銘柄では、日米で金利が低下したことから三井住友<8316>、みずほFG<8411>、三菱UFJ<8306>とメガバンクが総じて売られたほか、東京海上HD<8766>など保険株も売り優勢となった。また、為替の急激な円高が嫌気されて、ホンダ<7267>、トヨタ自<7203>など自動車関連も弱い。一方、自社株買い発表で資本効率向上期待が高まったリクルートHD<6098>は大幅高となり1年10カ月ぶりの高値をつけたほか、米金利の急低下で米住宅市場のプラス効果が高まるとの思惑から信越化学<4063>も買われた。その他、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>がしっかり。 セクターでは、輸送用機器、銀行業、保険業、電気・ガス業、海運業などが下落した一方、サービス業、金属製品、化学の3業種のみ上昇した。 後場も為替睨みの展開となりそうだ。時間外では米10年債利回りが8月10日以来となる4%台を割り込んでおり、ランチタイムのドル・円は141円台に突入している。足元の好業績の原動力となっていた円安の追い風が止まる可能性が浮上していることから、輸出関連企業への押し目買いは難しい状況か。日経平均先物への仕掛け的な売りが入る可能性もあり、日経平均は後場一段安を警戒したい。 ■ドル・円は軟調、米金利安・ドル安で 14日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、142円91銭から141円77銭まで値を上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め終了の見方から、米10年債利回りの低下を手がかりにドル売り優勢となった。欧州通貨はドル・円に連れ安した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は141円77銭から142円91銭、ユーロ・円は154円59銭から155円55銭、ユーロ・ドルは1.0874ドルから1.0907ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ホーブ<1382>、ホリイフードサービス<3077>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下り寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・NZ・7-9月期GDP:前年比-0.6%(予想:+0.5%、4-6月期:+1.8%) ・日・10月機械受注(船舶・電力除く民需):前月比+0.7%(予想:-0.4%、9月:+1.4%) ・豪・11月失業率:3.9%(予想:3.8%、10月:3.8%←3.7%) ・豪・11月雇用者数増減:+6.15万人(予想:+1.15万人、10月:+4.27万人←+5.50万人) 【要人発言】 ・パウエルFRB議長 「金融政策は十分に景気抑制的な領域に」 「インフレは鈍化も依然高すぎる」 「FOMCは慎重に政策を進めている」 「FOMCは追加利上げを選択しから除外したくない」 「勝利宣言はしていない、我々は注意深く進めている」 「本日の会合で利下げのタイミングを協議した」 <国内> ・13:30 10月鉱工業生産改定値(速報値:前月比+1.0%) <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 14件
1382 東証スタンダード
1,792
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-1,792(-100%)
時価総額 1,366百万円
業務用いちご果実が主力のいちご果実・青果事業が柱。夏秋期に収穫できる自社品種が強み。クリスマス需要のある2Qが商盛期。種馬鈴薯の生産販売等も行う。自社品種「夏瑞」の生食用販売、業務用販売などに注力。 記:2024/06/07
3077 東証スタンダード
323
9/20 15:00
+1(0.31%)
時価総額 1,831百万円
全席個室ダイニング「隠れ菴 忍家」、「常陸之國 もんどころ」等を展開。北関東地盤。イタリアン業態、韓国料理業態等も。忘新年会などがある下半期が繁忙期。外食需要の改善等により、北関東エリアは売上順調。 記:2024/06/24
4063 東証プライム
5,862
9/20 15:00
+112(1.95%)
時価総額 11,865,409百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
9,265
9/20 15:00
+57(0.62%)
時価総額 15,713,069百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
17,960
9/20 15:00
+90(0.5%)
時価総額 5,264,327百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6954 東証プライム
3,965
9/20 15:00
+140(3.66%)
時価総額 4,002,854百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,634
9/20 15:00
+23.5(0.9%)
時価総額 42,973,676百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,556.5
9/20 15:00
+13(0.84%)
時価総額 8,458,465百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8035 東証プライム
24,245
9/20 15:00
+1,225(5.32%)
時価総額 11,434,742百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,482
9/20 15:00
+39(2.7%)
時価総額 19,683,917百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9,112
9/20 15:00
+166(1.86%)
時価総額 12,526,184百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
2,890.5
9/20 15:00
+61(2.16%)
時価総額 7,339,702百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
5,259
9/20 15:00
+71(1.37%)
時価総額 10,728,360百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。損害保険事業は国内事業の自動車保険料率改定、海外事業の成長により好調な業績推移を見込む。30年3月末までに政策保有株ゼロにする方針。 記:2024/05/09
9984 東証プライム
8,563
9/20 15:00
+158(1.88%)
時価総額 14,753,655百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17