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前場に注目すべき3つのポイント~金利上昇が相場全体の重荷に~

2023/10/20 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~金利上昇が相場全体の重荷に~ 20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■金利上昇が相場全体の重荷に ■ディスコ、2Q営業利益 18.0%減 450億円 ■前場の注目材料:いすゞ自、米充電大手と協業、EVトラック拡販へ ■金利上昇が相場全体の重荷に 20日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極めつつも、積極的な売買が手控えられやすい相場展開になりそうだ。19日の米国市場はNYダウが250ドル安、ナスダックは128ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演では、長期債利回りの上昇で利上げの必要性が低下する可能性に言及し、一時上昇する場面が見られた。しかし、高いインフレが依然リスクで、経済の強さが続いた場合は追加利上げが正当化されるとの見解を示したことから、米長期金利が再び上昇するに連れて売りに転じた。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比85円安の31315円。円相場は1ドル149円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時31730円まで買われる場面も見られたが、引けにかけて軟化した。前日の時間外取引で売られた米テスラは9%を超える一段安となるなか、日経平均は前日の大幅な下げに対する自律反発が意識されるものの、押し目狙いの買いは限られそうだ。反対に米長期金利が5.0%に接近するなど、金利上昇が相場全体の重荷になりそうだ。 昨日の日経平均はマドを空けての下落で、ボリンジャーバンドの-1σ水準まで下げてきた。いったんは反発が意識されやすい水準ではあるが、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から同水準を明確に下放れてくる可能性が高まった。そのため方向性としては節目の31000円が意識されやすく、先物主導での売り仕掛け的な動きには注意しておきたい。東証プライムの売買高は12億株程度と薄商いであり、より先物での短期的な売買の影響を受けやすくなるだろう。 インデックスに絡んだ商いから全体としては手掛けづらく、物色は個別に材料のある銘柄での、短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうだ。インデックス売買の影響を避ける狙いから中小型株にシフトしやすい面はあるものの、マザーズ指数が年初来安値を更新するなど個人投資家の需給状況は悪化していると考えられ、低位材料株などへの短期物色にとどまりそうだ。 ■ディスコ、2Q営業利益 18.0%減 450億円 ディスコ<6146>が発表した2024年3月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比9.3%減の1262.60億円、営業利益は同18%減の450.09億円だった。精密加工装置の出荷はパワー半導体向けを中心に底堅く推移した。また、消耗品である精密加工ツールの出荷は顧客の設備稼働率に連動して緩やかな上昇基調で推移。為替の影響や改善活動の継続、高付加価値製品は増加したが、販売管理費の増加により営業利益は減益となった。 ■前場の注目材料 ・1ドル=149.80-90円 ・米原油先物は上昇(88.37、+1.10) ・活発な自社株買い ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・いすゞ自<7202>米充電大手と協業、EVトラック拡販へ ・NTT<9432>NTT法見直し議論ヤマ場、自民PT調査、廃止か一部改正に注目 ・日揮HD<1963>JERAとインドネシアでCCS事業化へ調査 ・日野自<7205>きょうから国内1工場と関連ライン停止、補修用工具不足で ・ホンダ<7267>GMと自動運転タクシー提供、26年都心で開始 ・ヤマトHD<9064>ホンダと交換電池EVで集配実証、来月から ・関西電力<9503>JFEスチールと、CCS共同調査で覚書 ・日本ガイシ<5333>ポーランドでロボ人材増強、人件費高騰、省人化に対応 ・小糸製作所<7276>デンソーと夜間の物体認識率向上、高精細ADB開発加速 ・日立造船<7004>燃焼画像認識の実証開始、大型炉の安定燃焼で発電ロス減 ・航空電子<6807>車載用フィルムヒーター試作、格子状配線で均一に発熱 ・大日本印刷<7912>個別に最適化し動画生成、イスラエル社と協業 ・日本製紙<3863>エリート苗木を量産、年1000万本へ推進室設置 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 9月全国消費者物価コア指数(前年比予想:+2.7%、8月:+3.1%) <海外> ・10:15 中・1年物ローンプライムレート(現行3.45%) 《ST》
関連銘柄 14件
1963 東証プライム
1,303
5/17 15:00
-10.5(-0.8%)
時価総額 338,011百万円
プラント建設大手。海外LNG案件に強み。配当性向は30%目安。先端技術産業分野では基本設計役務、EPC役務などを複数受注。受託製造ケミカル触媒、脱硝触媒用原料は販売が堅調。24.3期3Q累計は大幅増収。 記:2024/03/05
3863 東証プライム
1,003
5/17 15:00
-8(-0.79%)
時価総額 116,604百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷用紙、情報用紙に加え、家庭紙や包装紙、段ボール等を製造、販売。家庭用の「スコッティ」等のブランドを持つ。今期3Q累計はお価格改定やコストダウンにより増収、利益は大幅改善。 記:2024/02/10
5333 東証プライム
2,095.5
5/17 15:00
-20(-0.95%)
時価総額 664,965百万円
ガイシで世界首位。自動車排ガス浄化用セラミックスやNAS電池なども。24.3期3Q累計は自動車関連が堅調も半導体装置関連が足踏み。30年度迄にパワー半導体向け絶縁放熱回路基板の生産能力を2.5倍に増強へ。 記:2024/03/11
6146 東証プライム
56,060
5/17 15:00
-80(-0.14%)
時価総額 6,072,251百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6807 東証プライム
2,417
5/17 15:00
-27(-1.1%)
時価総額 223,096百万円
大手コネクタメーカー。スマホや自動車向けコネクタに強み。車載用静電タッチパネル、航空機用ジャイロセンサ、油田掘削用センサも事業領域。内製能力の高さが強み。工場稼働低下の影響もあり、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/03/30
7004 東証プライム
1,119
5/17 15:00
-21(-1.84%)
時価総額 190,471百万円
ゴミ焼却施設などを手掛ける総合重機メーカー。ごみ焼却施設で国内トップ級。リサイクル施設、水・汚泥処理施設、バイオマス利用システム、海水淡水化なども事業領域。環境部門の収益改善もあり、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23
7202 東証プライム
2,021.5
5/17 15:00
+3.5(0.17%)
時価総額 1,571,599百万円
トラック・バスなど商用車製造販売大手。国内トラックシェアは3割強。傘下にUDトラックス。トヨタと資本提携。ティアフォー社と路線バス領域での自動運転システム開発で協業。業容安定し、3Q累計は増収・増益。 記:2024/03/22
7205 東証プライム
455.5
5/17 15:00
-8.2(-1.77%)
時価総額 261,722百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。今期3Q累計は国内販売台数が増加も、原材料価格の高騰や一時費用が重し。 記:2024/03/11
7267 東証プライム
1,727
5/17 15:00
+18.5(1.08%)
時価総額 9,385,010百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
7276 東証プライム
2,244.5
5/17 15:00
+5.5(0.25%)
時価総額 721,784百万円
世界的自動車用照明メーカー。前照灯や補助灯、標識灯など自動車照明器を中心に、航空機部品、鉄道車両部品等を展開。中国は売上伸び悩むが、日本や北米は2桁増収。特別損失は減少。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/24
7912 東証プライム
4,779
5/17 15:00
+47(0.99%)
時価総額 1,516,090百万円
大手印刷会社。印刷や加工技術を基に、出版やイメージング、マーケティング、セキュリティ、パッケージ、高機能材などを展開。UBEと合弁会社設立し、材料分析分野での協業を推進。注力事業好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/10
9064 東証プライム
1,743
5/17 15:00
+32.5(1.9%)
時価総額 662,035百万円
宅配便最大手。「クロネコヤマトの宅急便」を展開。法人客約1万社。国内シェア約50%。宅急便のネットワークを活用した企業間物流の取り組みを推進。国際輸送一服も、固定資産売却益計上により、3Q累計は最終増益。 記:2024/02/06
9432 東証プライム
151.8
5/17 15:00
-2.2(-1.43%)
時価総額 13,745,538百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
9503 東証プライム
2,460
5/17 15:00
+52(2.16%)
時価総額 2,309,283百万円
関西2府5県を管轄する電力会社。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信や不動産なども。小売販売電力量、他社販売電力量ともに増加。原子力利用率は上昇。燃料価格の低下等もあり、24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/10