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米国株見通し:伸び悩みか、中国経済の不透明感が重石に

2023/9/5 13:56 FISCO
*13:56JST 米国株見通し:伸び悩みか、中国経済の不透明感が重石に (13時20分現在) S&P500先物      4,515.25(-6.25) ナスダック100先物  15,505.00(-11.25) 米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は50ドル安。長期金利は底堅く推移し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。 1日の主要3指数はまちまち。ナスダックは6日ぶりにマイナスへ沈み、ダウは115ドル高の34837ドルと反発で取引を終えた。この日注目された雇用統計で失業率が悪化したほか、平均時給は横ばい予想を下回り、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続への警戒が和らいだ。ただ、当局者からはインフレ抑止が不十分との見解を受け、長期金利は上昇。買い先行もハイテク関連をはじめ売りが強まると、指数は下押しされた。 本日は伸び悩みか。FEDウォッチによると、今月開催の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利引き上げの予想は9割超に達し、全般的に売りづらい。半面、FRB当局者の引き締め継続方針を背景に長期金利は底堅さが目立ち、ハイテクを中心に買いづらい展開となりそうだ。一方、原油相場が足元で堅調地合いを強めており、エネルギー関連には買いが入りやすい。ただ、中国経済の不透明感が深まり、指数の上昇を抑える要因となろう。 《TY》