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米国株見通し:上げ渋りか、強弱まちまちの経済指標を材料視

2023/8/1 12:04 FISCO
*12:04JST 米国株見通し:上げ渋りか、強弱まちまちの経済指標を材料視 (11時30分現在) S&P500先物      4,619.25(+4.75) ナスダック100先物  15,873.00(+15.50) 米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル高。長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。 7月31日の主要3指数は続伸。上げ幅縮小も終盤にやや持ち直し、ダウは100ドル高の35559ドルと連日上値を伸ばした。前週末に発表されたコアPCE価格指数は予想を下回り、連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派方針を弱める内容となった。それを受け世界的な引き締め終了が期待され、長期金利の低下を背景に買いが入りやすい地合いに。ただ、企業決算の内容を見極めたいムードが広がり、終盤にかけて買いは抑制された。 本日は上げ渋りか。引き締め長期化への警戒感は後退し、全般的に買いが入りやすい地合いが続くだろう。キャタピラーをはじめ主力企業の業績が堅調なら、投資家心理の改善はさらに進むとみる。一方、今晩発表のISM製造業景況指数は景気の好不況の分かれ目である50を下回るものの、前回から改善すれば不透明感を和らげる見通し。半面、JOLT求人件数は伸びが鈍化する見通しで、週末の雇用統計を前に買いは慎重になりそうだ。 《TY》