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米国株見通し:弱含みか、FOMC終了後は調整売りも

2023/6/14 13:36 FISCO
*13:36JST 米国株見通し:弱含みか、FOMC終了後は調整売りも (13時30分現在) S&P500先物      4,370.00(-1.75) ナスダック100先物  14,911.25(-3.00) 米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は80ドル安。長期金利は底堅く推移し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。 13日の主要3指数は続伸。取引時間中はプラスを維持し、ナスダックとS&Pは4連騰、ダウは145ドル高の34212ドルと6日連続で上値を伸ばした。注目の消費者物価指数(CPI)は大幅鈍化の市場予想を下回り、この日から開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での引き締め休止を見込んだ買いが先行。ただ、コア指数は予想と一致し、次回7月の利上げ再開の思惑から長期金利は上昇。主力ハイテクの一部は売られ、指数を下押しする場面もあった。 本日は弱含みか。前日のCPIに続き今晩の生産者物価指数(PPI)も低下の見通しで、物価高騰の鎮静化を背景とした買いが入りやすい。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCでの討議を踏まえなおインフレ抑止の政策方針を緩めず、引き締め長期化観測から売りが出やすい。金利高に振れればハイテク関連への売りが優勢となり、下げを主導する見通し。また、先行きへの警戒は和らいだものの、足元で買われた銘柄には利益確定売りが想定される。 《TY》