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円安進行やバフェット氏の追加投資報道でリスク選好ムード強まる【クロージング】

2023/4/11 15:55 FISCO
*15:55JST 円安進行やバフェット氏の追加投資報道でリスク選好ムード強まる【クロージング】 11日の日経平均は3営業日続伸。289.71円高の27923.37円(出来高概算10億4000万株)で取引を終えた。為替市場で円安が進んだため、輸出関連株中心に買いが先行して始まった。また、前場終盤には、「米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本株に追加投資を検討している」と伝わると、同氏がこれまでに保有している商社株が軒並み上昇したほか、海外勢が日本株を見直すのではないかとの思惑も台頭し、短期筋による先物買いも加わって日経平均は前場終盤には28068.39円まで上げ幅を広げ、取引時間中としては5日以来4営業日ぶりに28000円台を回復した。ただし、12日に3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えているため、米国のインフレ動向などを見定めたいと考える向きも多く、買い一巡後は28000円を挟んでのこう着感が強まった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、医薬品、空運、水産農林の3業種を除く30業種が上昇。卸売、精密機器、非鉄金属、不動産の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、第一三共<4568>、武田<4502>、エーザイ<4523>が軟化した。 前日夜に記者会見した日銀の植田和男新総裁は「イールドカーブ・コントロール(YCC)政策について、継続が適当」などと述べたため、早期に政策修正が行われるのではないかという見方が後退。日米金利差拡大を意識して円相場は一時133円台後半まで円安が進んだことが投資家心理を好転させた。また、休場明けの米国市場も景気悪化の過度な懸念が和らぎ、SOX指数の上昇を受けて半導体関連株にも値を上げる銘柄が目立ち、日経平均は心理的な節目である28000円を突破した。 外部環境の好転やバフェット氏の日本株に強気な見方が伝わったことで日経平均は上昇したが、先行き警戒感は依然として拭えていない。関係者からは「弊害の多いYCCの修正や撤廃はいずれはやらざるを得ない」とみる向きが多く、総裁就任後初となる今月27日からの日銀金融政策決定会合に向けては改めて政策修正への思惑が高まりやすく警戒は必要だろう。また、これまでの累積的な利上げで米国景気は、後退はしなくても減速は必然と指摘する向きも多く、米国の経済指標を確認する必要もあるため、目先は外部環境の動きをにらみながら振れ幅が大きくなる可能性がありそうだ。 《CS》
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国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
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医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
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時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
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+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8035 東証プライム
22,250
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+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25