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米国株見通し:下げ渋りか、金融引き締め後退に期待

2023/4/4 13:53 FISCO
*13:53JST 米国株見通し:下げ渋りか、金融引き締め後退に期待 (13時40分現在) S&P500先物      4,151.00(-2.75) ナスダック100先物  13,245.00(-25.00) 米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル安。長期金利は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。 3日の主要3指数はまちまち。終盤にかけて持ち直し、ナスダックは下げ幅縮小も4日ぶりに反落、ダウは327ドル高の33601ドルと4日続伸で取引を終えた。主要産油国による予想外の減産を受けエネルギー関連が注目され、ダウを押し上げた。一方、この日発表されたISM製造業景況感指数は予想を下回る低調な内容となり、景気減速懸念が強まった。半面、金融引き締め継続の観測を弱め、金利安による買いが相場を支えた。 本日は下げ渋りか。製造業関連の先行指標とされるISM製造業景況感指数のうち、雇用や価格など構成する項目が前回を下回り、先行き不透明感が広がり始めた。今晩のJOLTS求人件数も予想通り弱い内容なら、景況感の悪化を見込んだ売りが出やすい。一方、原油高は一服しつつあり、前日買われたエネルギー関連の上昇余地は縮小しよう。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派方針を弱めるとの期待感が極端な下げを抑制しよう。 《TY》