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配当権利落ちの影響も実質底堅い値動きでの推移【クロージング】

2023/3/30 16:12 FISCO
*16:12JST 配当権利落ちの影響も実質底堅い値動きでの推移【クロージング】 30日の日経平均は4日ぶりに反落。100.85円安の27782.93円(出来高概算12億7000万株)で取引を終えた。朝方こそ米株高の流れもあって底堅い値動きを見せたが、期末の配当権利落ちの影響に加え、連日の上昇に対する反動から次第に利益確定の売りが優勢となった。日経平均は後場取引開始直後には27630.55円まで水準を切り下げた。ただし、米テック銘柄高を背景に半導体関連など値がさ株の一角がしっかりしていたことが相場を下支えしたほか、配当落ち分が約257円程度で、これを考慮すると総じて堅調な展開だった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、ゴム製品、精密機器、空運、電気機器、電気ガスの5業種が上昇。一方、石油石炭、証券商品先物、その他金融、水産農林、海運、保険など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、第一三共<4568>、ソニーG<6758>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、信越化<4063>、バンナムHD<7832>が軟化した。 前日の米国市場は、米当局が必要に応じて米銀への支援拡充を検討する姿勢を示していることで、過度な金融不安が後退しつつあり、主要株価指数は反発した。しかし、東京市場は期末特有の3月期末の配当権利落ち日を迎え、その影響を受けた格好になった。また、日経平均は前日の上昇で25日線を上放れたこともあり、目先の利益を確保する動きもみられた。ただ、米国市場で、SOX指数が3%超の大幅高となったことなどを背景に成長期待の高いグロース株に値を上げる銘柄目立ったほか、時間外取引の米株先物も堅調に推移していることが相場全体を下支えする形になった。 明日は日経平均株価の銘柄入れ替えに伴うリバランス売りが2000億円超出てくることが想定され、値がさ株などが売られやすい状況にある。また、金融不安を巡る懸念が完全に後退したわけではなく、目先は米欧の金融機関に関する情報を確認しながら、様子見ムードの強い展開が続きそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(0.95%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(-1.07%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
9,824
11/22 15:30
+288(3.02%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(-0.49%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(-0.12%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
3,142
11/22 15:30
-2(-0.06%)
時価総額 2,073,720百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(0.7%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17