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前場に注目すべき3つのポイント~米ネットフリックスの決算がセンチメント改善につながる~

2022/10/19 8:32 FISCO
*08:32JST 前場に注目すべき3つのポイント~米ネットフリックスの決算がセンチメント改善につながる~ 19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米ネットフリックスの決算がセンチメント改善につながる ■エーアイ、23/3下方修正 営業利益0.1億円←1.4億円 ■前場の注目材料:アイシン、電動ユニット拡大、日米中拠点をAT生産から転換 ■米ネットフリックスの決算がセンチメント改善につながる 19日の日本株市場は、前日の反動から利食い先行となりそうだが、その後は底堅い相場展開が見込まれよう。18日の米国市場ではNYダウが337ドル高だった。9月鉱工業生産・設備稼働率の予想以上の改善で景気減速懸念が後退したほか、ゴールドマン・サックスの予想を上回る決算を受けて、買い戻しの動きが広がった。一時600ドルを超える上昇を見せたNYダウは、一時110ドル高辺りまで上げ幅を縮める場面も見られたが、終盤にかけて持ち直した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円安の27095円。円相場は1ドル149円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い優勢で始まりそうだ。もっとも、前日の時点で米株先物の強い動きを受けて買われていた面もあるため、利益確定の範囲内であろう。引き続き米連邦準備理事会(FRB)による積極的な利上げ観測への警戒は根強いものの、米国では決算発表が本格化するなか、足元の大手金融の相次ぐ予想を上回る決算結果を受けて、景気減速懸念からの業績悪化を織り込んでいた向きの買い戻しの動きが広がりを見せてきている。 また、ネットフリックスは取引終了後に発表した決算が予想を上回り、時間外取引で一時14.0%を超える上昇を見せている。大型テック株の決算が評価される可能性から、東京市場においても押し目買い意欲は強まりそうである。日経平均は昨日の上昇で若干ながら25日線を上回ってきた。同線のほか27000円辺りでの攻防が意識されるものの、底堅さが見られる局面においては、25日線突破から6日のリバウンド局面で上値を抑えられていた75日線辺りを意識させてくる可能性はありそうだ。 物色の流れとしては指数インパクトの大きい値がさ株の動向が注目されやすく、インバウンドなどのテーマ性のある材料株などに短期的ながらも値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。また、決算などを手掛かりとした個別物色の動きも強まってくる可能性のほか、中小型株については利益確定の動きも目立ち始めてきており、やや主力処にシフトしてくることも想定しておきたい。 ■エーアイ、23/3下方修正 営業利益0.1億円←1.4億円 エーアイ<4388>は2023年3月期業績予想の修正を発表。売上高は8.0億円から6.5億円、営業利益を1.4億円から0.1億円に下方修正した。防災案件の反動に加え、テレワークやeラーニング用途でのパッケージ製品の需要の落ち着きから計画を下回った。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(27156.14、+380.35) ・NYダウは上昇(30523.80、+337.98) ・ナスダック総合指数は上昇(10772.40、+96.60) ・1ドル=149.20-30円 ・SOX指数は上昇(2220.96、+9.30) ・VIX指数は低下(30.50、-0.87) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・アイシン<7259>電動ユニット拡大、日米中拠点をAT生産から転換 ・ホンダ<7267>ホンダジェットの新型発表、航続200km延長・安全機能追加 ・住友電工<5802>大容量・高速通信GaNトランジスタ開発、ポスト5G対応 ・アルプスアルパイン<6770>振動で感触・衝撃表現、24年に産機向け部品量産 ・日本航空電子<6807>小型縦置きアンテナシリーズ、来年度めど量産 ・凸版印刷<7911>肉眼でメタバース没入、シーテックで公開 ・東電力HD<9501>地熱でグリーン水素・アンモニア製造、インドネシア国営系と共同 ・住友商事<8053>エチオピアで通信事業開始、英ボーダフォンなどと合弁 ・USS<4732>中古車オークションでDX推進、20億円投じシステム改修 ・デンソー<6902>NTTコムと車両向けサイバー対策の事業化で協業 ・アサカ理研<5724>EV電池からレアメタル回収、福島で来年度試験生産開始 ・三井化学<4183>廃プラ由来ポリエチレン生産、シェルから原料調達 ・旭化成<3407>消費者に“ホンモノ”だけ配送、偽造品流入防止サービス開始 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・10:30 安達日銀審議委員あいさつ <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 14件
3407 東証プライム
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時価総額 1,521,477百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
4183 東証プライム
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時価総額 719,423百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4388 東証グロース
580
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時価総額 2,997百万円
音声合成エンジン、関連ソリューションの提供を行う。独自の音声合成技術に強み。導入実績は2300社。フュートレックと経営統合で基本合意。法人向け製品はオーディオブック向け音声コンテンツの受託案件が順調。 記:2024/06/09
4732 東証プライム
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時価総額 721,656百万円
中古車オークション運営で国内最大規模。中古自動車買取専門店「ラビット」の運営、資源リサイクル事業等も手掛ける。総還元性向80%以上目安。会員向けサービスの強化図る。25.3期は成約台数の増加等を見込む。 記:2024/06/28
5724 東証スタンダード
851
11/22 15:30
-13(-1.5%)
時価総額 4,378百万円
都市鉱山等からの有価金属の回収・再生を行う貴金属事業が主力。使用済みエッチング用薬液の再生・販売、品質管理システムの販売等も。既存事業は新規開拓に注力。リチウムイオン電池再生事業の事業化等に取り組む。 記:2024/07/02
5802 東証プライム
2,996
11/22 15:30
+36.5(1.23%)
時価総額 2,378,647百万円
ワイヤーハーネス、自動車電装部品等の自動車関連事業が主力。1897年創業。送配電用電線・ケーブル、光ファイバ・ケーブル、電子ワイヤー等も。環境エネルギー関連事業では電動車用平角巻線の拡販等に注力。 記:2024/10/07
6770 東証プライム
1,540.5
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時価総額 337,802百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
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時価総額 189,467百万円
NEC系のコネクタメーカー。携帯機器、自動車向け売上比率が高い。ユーザー・インターフェース・ソリューション、加速度計、ジャイロ等も手掛ける。26.3期売上2600億円目標。コネクタは新市場・顧客開拓図る。 記:2024/08/27
6902 東証プライム
2,267.5
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時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
7259 東証プライム
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時価総額 1,306,169百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。駆動ユニット、電動ウォーターポンプ、パワースライドドアで世界シェアトップクラス。トヨタ以外ではステランティス社などが得意先。政策保有株式のゼロ化、グローバル在庫の圧縮図る。 記:2024/09/02
7267 東証プライム
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時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7911 東証プライム
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時価総額 1,283,110百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
8053 東証プライム
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時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
558.8
11/22 15:30
-2.2(-0.39%)
時価総額 898,002百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13