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金融市場の混乱回避を期待し買い戻しの動きが強まる【クロージング】

2022/10/18 15:56 FISCO
*15:56JST 金融市場の混乱回避を期待し買い戻しの動きが強まる【クロージング】 18日の日経平均は反発。380.35円高の27156.14円(出来高概算11億株)で取引を終えた。英政府による減税策の撤回発表を受けて、世界の金融市場の混乱が落ち着くとの見方が広がり前日の米国株が大幅に上昇。東京市場も主力株中心に幅広い銘柄に買いが入り、取引開始直後には27229.88円まで上げ幅を広げた。ただ、心理的な節目である27000円を超えてくると戻り待ちの売りも散見された、前場半ばにかけて26910.10円まで上げ幅を縮めた。ただし、時間外取引での米国株価指数先物が堅調に推移しているほか、「英中銀は英国債市場が落ち着くまで量的引き締め(QT)の開始時期をさらに延期する方針」と海外メディアが伝えたことから、その後は27100~27200円台と日中の高値圏で推移した。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1600に迫り、全体の8割超を占めた。セクター別では、電気ガス、鉱業、石油石炭、パルプ紙を除く29業種が上昇し、精密機器、サービス、医薬品、保険、電気機器などの上昇が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>、東エレク<8035>、第一三共<4568>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、花王<4452>、セコム<9735>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>が軟化した。 前日の米国市場は、10月のニューヨーク連銀製造業景況指数が総合でマイナス9.1となり、9月のマイナス1.5から低下し、市場予想のマイナス4も大きく下回った。これを受け、米景気の減速懸念から大幅な利上げが回避されるとの思惑も相場を支援する材料なった。また、円相場が一時32年ぶりとなる1ドル=149円台に下落したことが輸出関連株の支えになり、全般にも好影響を与えたようだ。 10月のニューヨーク連銀製造業景況指数は大きく悪化したが、関係者からは「単月だけでは不十分で、今後もインフレにピークアウト感がうかがえるのか確認する必要がある」と見方が多く、米経済指標の結果には注意が必要だろう。一方、日経平均は目先の戻りのめどとみられていた25日線水準を上回ってきたため、短期的には75日線水準である27500円近辺までの戻りは期待出来る可能性があろう。もっとも、日米ともに決算発表が本格化するため、業績動向を見極めたいと考える向きも多く、方向感はつかみづらそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(-0.87%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4452 東証プライム
6,208
11/22 15:30
+10(0.16%)
時価総額 2,892,307百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4568 東証プライム
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時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
9,824
11/22 15:30
+288(3.02%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(1.26%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(-2.27%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9735 東証プライム
5,192
11/22 15:30
+72(1.41%)
時価総額 2,422,587百万円
国内初の警備保障会社。事業所向け・家庭向けオンライン・セキュリティシステム、常駐警備、現金護送等を手掛ける。防災事業、メディカルサービス事業等も。システムセキュリティ、入退室管理システム等の拡販図る。 記:2024/08/01
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17