マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,860.31
+123.74
暗号資産
FISCO BTC Index
11/27 15:26:39
14,229,623
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:相対的底堅さ続く公算大も逃げ足速さに注意、IPOは1社

2022/9/17 12:57 FISCO
*12:57JST 新興市場見通し:相対的底堅さ続く公算大も逃げ足速さに注意、IPOは1社 ■CPIショックも相対的に底堅い 今週の新興市場は反落。東証プライム市場の大型株に比べれば底堅い動きが続いていたが、週末は手仕舞い売りも広がり、結局、週間では下落に転じた。週明けは前の週末の米ナスダック総合指数の大幅続伸を追い風に上昇スタート。NY連銀が公表する期待インフレ率が大幅低下したこともあり、米国でのガソリン価格の低下も相まってインフレ沈静化期待が高まった。しかし、米8月消費者物価指数(CPI)は想定外の予想比上振れでCPIショックが再来。特に米連邦準備制度理事会(FRB)が重要視するコア指数の上振れ度合いが懸念された。それでも、大型グロース株が売り込まれる一方、新興市場の中小型グロース株は個人投資家による旺盛な押し目買いにも支えられ相対的には底堅く推移。指数は週間でプラスを維持していた。しかし、米10年債利回りが6月来の高値を更新する寸前まで水準を切り上げたこともあり、国内3連休を前にした週末は手仕舞い売りが広がり、大幅下落となった。なお、週間の騰落率は、日経平均が-2.29%であったのに対して、マザーズ指数は-0.61%、東証グロース市場指数は-0.62%だった。 個別では、週間でANYCOLOR<5032>が+49.4%と急伸、ビジョナル<4194>も+21.6%と大幅に上昇。どちらも好決算を手掛かりに地合いの悪化に関わらず物色が活発化した。一方、セルソース<4880>も決算発表翌日は買われたものの週末にかけては売りに押されて-7.7%となり、明暗が分かれた。ほか、そーせいグループ<4565>やサンバイオ<4592>はそれぞれ+7.3%、+2.3%と上昇も、JTOWER<4485>は-6.5%、BuySell<7685>は-6.7%など、時価総額上位銘柄はまちまち、やや売りが優勢だった。水際対策の緩和に関する報道が相次ぐなか、週間上昇率ランキング上位にはベルトラ<7048>、ハナツアー<6561>などが入った。 ■米実質金利の上昇に注意、IPOはFPパートナー 来週の新興市場は弱含みか。ここ数週間、新興株が大型株に比べて非常に底堅い状況が続いている。今週も週末こそは大きく下落したものの、CPIショック直後の14日は日経平均やTOPIX(東証株価指数)に比べてマザーズ指数の下落率は軽微にとどまった。来週も米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合の結果を織り込む22日までは様子見ムードが広がりやすく、大型株を敬遠する動きは継続する可能性が高い。その場合、直近と同様、幕間繋ぎの物色が新興市場を中心に向かう公算が大きく、新興株の相対的な底堅さが続きやすいだろう。一方、米10年債利回りから期待インフレ率の指標とされる米10年物ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)を差し引いた米10年物実質金利は16日、1.07%に上昇、2019年以降の最高値を更新している。実質金利の上昇はバリュエーションの高い新興株には特に逆風のはずで実体を無視したような動きにはいつ調整が来てもおかしくない。また、東証グロース市場の信用買い残は大きく積み上がっており、足の速い資金が多いと推察される。株価の転換を見極めるのは難しく割り切りが必要だろう。 来週は、国内は祝日に挟まれ立ち会いは3営業日に限られる。FOMCを控え最終日22日まで 全体的に動きにくいなか、幕間繋ぎの物色が中心なることが想定され、直近出来高を伴って商いが活発化している銘柄などへの物色が続きそうだ。好決算が確認されたANYCOLOR<5032>やビジョナル<4194>、GA technologies<3491>のほか、プレミアアンチ<4934>、スマレジ<4431>などが対象になってこよう。 来週は22日にFPパートナー<7388>が東証グロース市場に新規株式公開(IPO)の予定。また、グッピーズ<5127>のブックビルディング(BB)期間が20日まで続いている。ほか、今週は新たにSBIシーリングサービス<5834>、ビジネスコーチ<9562>の新規上場が承認されている。 《FA》
関連銘柄 14件
1,238
11/26 15:30
+6(0.49%)
時価総額 45,328百万円
ネット不動産投資サービス「RENOSY」を展開。不動産投資の検討、購入、管理、売却までカバー。賃貸管理DX等も。RENOSY会員数は48万人超。サブスク契約件数は3.1万戸超。24年10月に台湾へ進出。 記:2024/10/24
4194 東証プライム
7,842
11/26 15:30
±0(0%)
時価総額 310,873百万円
会員制転職サイト「ビズリーチ」、採用管理や勤怠管理等の「ハーモス」を展開。国内最大級の求荷求車サービス「トラボックス」等も手掛ける。ビズリーチのスカウト可能会員数は258万人超。顧客基盤は順調に拡大。 記:2024/10/25
4431 東証グロース
3,120
11/26 15:30
-5(-0.16%)
時価総額 61,255百万円
クラウド型POSレジ「スマレジ」の提供を行うクラウドサービス事業を展開。サブスク売上比率は6割超。有料店舗数は3.7万店超。解約率は低水準。テレビCMなどの広告宣伝施策により、有料店舗数は順調に増加。 記:2024/10/11
4485 東証グロース
3,590
11/26 15:30
-5(-0.14%)
時価総額 92,346百万円
通信インフラシェアリング事業を展開。屋内インフラシェアリング、屋外タワーシェアリング、ローカル5Gサービス等を手掛ける。国内IBS事業などの拡大図る。米投資会社がTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/11
4565 東証プライム
1,110
11/26 15:30
-26(-2.29%)
時価総額 99,792百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10
4592 東証グロース
996
11/26 15:30
+17(1.74%)
時価総額 68,354百万円
再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行う。中枢神経系疾患が主な対象。細胞治療薬「SB623」が主要開発品。ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」は日本における条件及び期限付き製造販売承認を取得。 記:2024/10/11
4880 東証プライム
1,138
11/26 15:30
-1(-0.09%)
時価総額 21,264百万円
再生医療関連事業等を手掛けるバイオベンチャー。脂肪由来幹細胞加工受託サービス、血液由来加工受託サービスのほか、化粧品の開発・販売等も。卵子凍結あんしんバンクは福利厚生として上場企業中心に導入進む。 記:2024/08/26
709
11/26 15:30
-11(-1.53%)
時価総額 6,183百万円
アンチエイジング事業を展開。エイジングケアブランド「DUO」、「CANADEL」、ヘアケアブランド「clayence」などを展開。リカバリーウェア等も。通販事業の立て直し、固定費の見直し等に取り組む。 記:2024/08/26
5032 東証プライム
2,164
11/26 15:30
-34(-1.55%)
時価総額 134,863百万円
VTuberグループ「にじさんじ」の運営が主力。英語圏におけるVTuberビジネス「NIJISANJI EN」等も手掛ける。29歳以下のユーザーが多い。所属VTuber数は160人超。ID数は順調に増加。 記:2024/10/26
5127 東証グロース
3,240
5/24 9:00
±0(0%)
時価総額 10,896百万円
人材サービス会社。医療や介護、福祉に特化した求人サイト「グッピー求人」、「グッピー新卒」の運営等を行う。ヘルスケア事業は売上堅調。24.8期1Qは増収。メドレーがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/02/26
1,325
11/26 15:30
-1(-0.08%)
時価総額 16,781百万円
インバウンド中心の旅行サービス会社。訪日観光客向け旅行手配、旅行サービスの販売サイト「Gorilla」の運営等を行う。バス事業、ホテル等施設運営事業も。東南アジア、欧州は旅行エージェント中心に営業強化。 記:2024/07/28
7048 東証グロース
348
11/26 15:30
+3(0.87%)
時価総額 12,735百万円
国内外の現地体験型オプショナルツアー専門のオンライン予約サイト「VELTRA」の運営を行う。約8000社の催行会社と直接契約。1.9万点超の幅広いラインナップが強み。テレビCMでブランド認知度の向上図る。 記:2024/09/03
7388 東証プライム
3,070
11/26 15:30
+40(1.32%)
時価総額 70,374百万円
無料FP相談サイト「マネードクター」、来店型店舗「マネードクタープレミア」を運営。30~40代の顧客に生命保険や損害保険を販売。保有契約件数は伸長も営業費用増が重し。26.11期売上高480億円目標。 記:2024/10/19
4,420
11/26 15:30
-205(-4.43%)
時価総額 64,612百万円
総合リユース買取サービス「バイセル」、総合買取サロン「TIMELESS」等を展開。着物やブランド品、時計等を出張訪問中心に買い取る。グループ店舗数は350店超。販売チャネルの拡大、最適化などに取り組む。 記:2024/10/25