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イベント待ちで様子見ムードのなか、押し目買いなどが優勢に【クロージング】

2022/8/25 15:56 FISCO
*15:56JST イベント待ちで様子見ムードのなか、押し目買いなどが優勢に【クロージング】 25日の日経平均は6営業日ぶりに反発。165.54円高の28479.01円(出来高概算9億株)で取引を終えた。前日の米株高を映して自律反発を狙った買いなどが先行して始まったものの、26日に行われるジャクソンホール会合でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前に模様眺めムードが強まり伸び悩む場面があった。しかし、値ごろ感などから押し目買いが入ったほか、時間外取引の米国株価指数先物高もあり、こう着ながらも後場終盤に向けて28534.71円まで上昇する場面も見られた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割近くを占めた。セクターでは、電気ガス、小売など5業種を除く27業種が上昇。医薬品、保険、金属製品、その他金融などの上昇が目立ち、証券商品先物は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、第一三共<4568>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>、TDK<6762>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>、花王<4452>、豊田通商<8015>、デンソー<6902>が軟化した。 前日の米国市場は、NYダウが前の日までの3日間で1000ドル超下落したことから自律反発の動きが先行。ナスダック指数、S&P500指数もともに反発した。これを受け、東京市場でも押し目買いが先行して始まった。また、岸田首相が、新型コロナウイルスの水際対策について日本への入国・帰国時に求める海外での検査を9月7日から条件付きで免除すると表明したほか、来年の夏以降に原発7基の再稼働を追加で目指す方針も示したため、リオープン銘柄や原発関連銘柄などテーマ株に値を上げる銘柄が目立っていた。一方、関社長兼最高執行責任者(COO)が車載事業の業績不振により、退任し、退社する意向と伝わった日本電産<6594>が大幅に続落したほか、月次動向の伸び率鈍化が嫌気された神戸物産<3038>も大幅安となった。 市場の関心は、日本時間の26日午後11時から行われるパウエルFRB議長の発言内容に移っている。事前の観測では、米金融当局が景気を犠牲にしてでもインフレ抑止目的に金融引き締めを続けるタカ派姿勢が改めて示されるのではないかとの見方が多い。このため、目先的にはテーマ性のある銘柄など個別材料株を中心とした選別色が一段と強まりそうだ。 《FA》
関連銘柄 12件
3038 東証プライム
3,611
11/25 15:30
+31(0.87%)
時価総額 987,970百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24
4452 東証プライム
6,302
11/25 15:30
+94(1.51%)
時価総額 2,936,102百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4543 東証プライム
3,108
11/25 15:30
+35(1.14%)
時価総額 4,633,086百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
4,606
11/25 15:30
+171(3.86%)
時価総額 8,968,039百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,740
11/25 15:30
+445(2.43%)
時価総額 5,492,956百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6594 東証プライム
2,866.5
11/25 15:30
+8.5(0.3%)
時価総額 3,418,499百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6762 東証プライム
1,898
11/25 15:30
+22.5(1.2%)
時価総額 3,689,446百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6902 東証プライム
2,266.5
11/25 15:30
-1(-0.04%)
時価総額 7,143,509百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
7267 東証プライム
1,358.5
11/25 15:30
-4(-0.29%)
時価総額 7,172,880百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8015 東証プライム
2,662.5
11/25 15:30
+8.5(0.32%)
時価総額 2,828,028百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8035 東証プライム
23,135
11/25 15:30
+885(3.98%)
時価総額 10,911,229百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
50,730
11/25 15:30
+1,710(3.49%)
時価総額 16,143,351百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25