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前場に注目すべき3つのポイント~半導体企業に対する業績への懸念が高まる~

2022/7/1 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~半導体企業に対する業績への懸念が高まる~ 7月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:半導体企業に対する業績への懸念が高まる ■高島屋、1Q営業利益 黒字転換 66.32億円 ■前場の注目材料:INPEX、IHI・商船三井等、UAEでブルーアンモニア、日本で燃焼成功 ■半導体企業に対する業績への懸念が高まる 1日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い値動きが見込まれる。6月30日の米国市場はNYダウが253ドル安だった。消費や製造業の鈍化を示す経済指標を受けて売りが先行したものの、コアPCE価格指数が予想を下回りインフレのピーク達成感が強まったため、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な利上げ観測が弱まり金利低下を受けて、主要株式指数は引けにかけて下げ幅を縮小。また、四半期末に伴う株式比率調整によるリバランスの買いが下支えした。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の26390円。円相場は1ドル135円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まりそうである。FRBの積極的な金融引き締めによる景気後退懸念は根強いものの、ひとまずPCEの発表が通過したことにより、前日の下落に対する買い戻しの動きは意識されよう。ただし、マイクロンテクノロジーが予想を下回る決算が嫌気されて時間外取引で下落するなど、足元で半導体企業に対する業績への懸念が高まってきているため、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさ株が指数の重荷となる可能性はありそうだ。 そのため、日経平均はボリンジャーバンドの-1σまでの調整でいったんは下げ渋る動きは意識されやすいものの、戻りの鈍さが意識される局面においては、短期的な売り仕掛けの動きも入りやすい。直近安値が意識されてくる可能性もあるがゆえに、リバウンド狙いの買いも入りづらいところであろう。まずは半導体株の底入れからのリバウンドを見極めつつ、内需系の銘柄へのリバランスの動きに向かわせそうである。 また、名実ともに7月相場入りしたことから、参院選への関心が徐々に高まってくる可能性から、政策に絡んだ物色の動きも意識されてきやすいだろう。特に選挙が近づくにつれて政策に関する報道も増えてくることから、日経平均の不安定な状況のなかでは、テーマ性のある銘柄への物色も見られてきそうだ。中小型株については、足元でショートカバーの動きが強まったようであり、マザーズ指数は25日線水準での踏ん張りを見せているが、同線を明確に割り込んできてしまうとセンチメント悪化に繋がるため、改めてショートの動きに向かわせる可能性はありそうだ。 ■高島屋、1Q営業利益 黒字転換 66.32億円 高島屋<8233>が発表した第1四半期業績は、営業収益が1013.13億円、営業損益は66.32億円の黒字(前年同期は7.17億円の赤字)だった。コンセンサス(28億円程度)を上回る。国内の商業施設においては、コロナ新規感染者の減少による規制緩和やワクチン接種の進行などにより来店客数が回復傾向。海外事業は、「シンガポール高島屋S.C.」において、高額品を中心とした前年からの反動や円安の進行などにより、増収増益となった。 ■前場の注目材料 ・1ドル=135.70-80円 ・シカゴ日経先物は上昇(26390、大阪比+80) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・INPEX<1605>IHI・商船三井等、UAEでブルーアンモニア、日本で燃焼成功 ・キリンHD<2503>ミャンマー撤退、224億円で合弁相手に保有株売却 ・関西電力<9503>スペースワンに出資、ロケット打ち上げ支援 ・日産自<7201>「ルノー協定」初開示、株取得制限・議決権行使など ・三菱商事<8058>三菱商事など、サーモン陸上養殖、10月めど新会社 ・パイオラックス<5988>CASE商品で専任組織、開発・生産・営業一体、売上高10倍に ・小糸製作所<7276>短・長距離用LiDAR、米セプトンと共同開発 ・トクヤマ<4043>三菱ガス化学とCO2からメタノール、共同で事業化検討 ・富士フイルム<4901>欧米で抗体医薬品増強、バイオCDMOに2000億円投資 ・住友化学<4005>旭川高専とターコイズ水素を工業化、共同研究の範囲拡大 ・東レ<3402>環境・モビリティー開発強化、大津にセンター新設 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 6月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+2.1%、5月:+1.9%) ・08:30 5月有効求人倍率(予想:1.24倍、4月:1.23倍) ・08:30 5月失業率(予想:2.5%、4月:2.5%) ・08:50 6月調査日銀短観・大企業製造業業況判断DI(予想:+13、3月:+14) ・08:50 6月調査日銀短観・大企業非製造業業況判断DI(予想:+13、3月:+9) ・08:50 6月調査日銀短観・大企業全産業設備投資(前年度比予想:+8.3%、3月:+2.2%) <海外> ・10:45 中・6月財新製造業PMI(予想:50.2、5月:48.1) 《ST》
関連銘柄 13件
1605 東証プライム
2,357
5/17 15:00
+8(0.34%)
時価総額 3,268,374百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
2503 東証プライム
2,237.5
5/17 15:00
-15.5(-0.69%)
時価総額 2,045,075百万円
ビール2強の一角をなす酒類メーカー。清涼飲料も。傘下にワインのメルシャンや医薬品の協和キリン。海外は米国と豪州が柱。24.12期は酒類、飲料の増販を想定。昨夏買収の豪州サプリ会社も上乗せ。増収増益を計画。 記:2024/04/10
3402 東証プライム
787
5/17 15:00
+4.2(0.54%)
時価総額 1,283,976百万円
合繊大手。世界トップの炭素繊維は航空機向けに強み。有機EL関連材料、水処理事業等も手掛ける。24.3期3Qは環境・エンジニアリング事業が堅調。水処理事業は米国、中国で出荷堅調。繊維事業はEV向けが拡大。 記:2024/02/11
4005 東証プライム
321.6
5/17 15:00
+6(1.9%)
時価総額 532,525百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4043 東証プライム
3,079
5/17 15:00
+24(0.79%)
時価総額 221,959百万円
化学メーカー。化成品に加え、高純度多結晶シリコン等の電子材料、放熱材料、メガネ関連材料、歯科器材等を製造、販売する。今期3Q累計は半導体関連製品が足踏みとなった一方、セメントや化学品の価格修正が寄与した。 記:2024/04/13
3,414
5/17 15:00
±0(0%)
時価総額 4,246,596百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
5988 東証プライム
2,198
5/17 15:00
+56(2.61%)
時価総額 83,643百万円
自動車用ばねと工業用ファスナーが主力の自動車部品サプライヤー。日産を軸に国内全自動車メーカーと取引実績。血管系や内視鏡処置具などの医療器具も展開。弾性技術に強み。グローバル拡販奏功し、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/08
7201 東証プライム
552.1
5/17 15:00
-2.9(-0.52%)
時価総額 2,330,257百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7276 東証プライム
2,244.5
5/17 15:00
+5.5(0.25%)
時価総額 721,784百万円
世界的自動車用照明メーカー。前照灯や補助灯、標識灯など自動車照明器を中心に、航空機部品、鉄道車両部品等を展開。中国は売上伸び悩むが、日本や北米は2桁増収。特別損失は減少。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/24
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(-1.98%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8058 東証プライム
3,372
5/17 15:00
-4(-0.12%)
時価総額 14,541,689百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
8233 東証プライム
2,380
5/17 15:00
+65.5(2.83%)
時価総額 423,066百万円
大手百貨店。日本橋、新宿、新宿、大阪、京都などに大型店を有し、海外ではシンガポール、ベトナム、タイなどで店舗展開。子会社の東神開発と「まちづくり」を推進。国内顧客とインバウンド好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/01/26
9503 東証プライム
2,460
5/17 15:00
+52(2.16%)
時価総額 2,309,283百万円
関西2府5県を管轄する電力会社。発電量に占める原発依存度が高い。情報通信や不動産なども。小売販売電力量、他社販売電力量ともに増加。原子力利用率は上昇。燃料価格の低下等もあり、24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/10