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前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢ながらも、押し目買い意欲は強い~

2022/6/28 8:38 FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢ながらも、押し目買い意欲は強い~ 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:利食い優勢ながらも、押し目買い意欲は強い ■しまむら、1Q営業利益 12.3%増 146億円、コンセンサス上回る ■前場の注目材料:日産自、きょう株主総会、ルノーとの“距離”焦点 ■利食い優勢ながらも、押し目買い意欲は強い 28日の日本株市場は、やや利食い優勢ながらも、底堅い値動きが見込まれる。27日の米国市場はNYダウが62ドル安だった。5月耐久財受注速報値や5月中古住宅販売成約指数の良好な結果を好感し買い先行で始まった。その後は2年債、5年債入札の低調な結果を受けて、金利が上昇するとハイテク中心に売られ下落に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の26705円。円相場は1ドル135円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行で始まろう。日経225先物はナイトセッションで一時26950円まで買われ、一時25日線を突破する場面も見られており、自律反発としては、いったんは達成感も意識されやすいところである。もっとも、先高期待から買いの動きが強まったというよりも、足元の急落によって海外勢のポジション解消が強まったことによる買い戻しの動きが中心であろう。そのため買いに傾いている需給状況ではなく、ようやくニュートラル水準といったところと見られる。昨日の東証プライムの売買高は11億株程度であり、日経平均が27000円に接近する局面においても商いは膨らんでおらず、押し目買い意欲は強そうである。 また、米国市場ではNYダウ、S&P500は25日線接近で利食いに押される格好だったほか、ナスダックは利食い優勢ながらも25日線を上回って終えていた。SOX指数は小幅な下げにとどまっており、構成銘柄については高安まちまちだった。米国についても前週末のリバウンドに対する利益確定の動きと見られており、下値の堅さは意識されている。そのため、利食い先行ながらも押し目買い意欲は強いと考えられるだろう。 昨日は指数インパクトの大きい値がさ株が指数をけん引する格好となり、ハイテク株の上昇も目立っていた。弱い動きが続いていた東エレク<8035>は2.2%の上昇とリバウンド力は弱かったものの、上値抵抗線として意識されていた5日線を上回って終えた。利食い先行ながらも同線が支持線として機能する格好での底堅さが見られるようだと、センチメント改善に繋がりそうだ。また、マザーズ指数は相対的に弱い動きではあったものの、プラスで終えており、前週末の大幅なリバウンドに対する利食いを吸収していた。中小型株についても底堅さが見られてきており、個人主体の押し目買い意欲も次第に強まってきそうだ。 ■しまむら、1Q営業利益 12.3%増 146億円、コンセンサス上回る しまむら<8227>が発表した第1四半期業績は、売上高が前年同期比4.8%増の1493.19億円、営業利益が同12.3%増の146.15億円だった。コンセンサス(136億円程度)を上回る。EC事業で4月に若者向けカジュアル衣料品店のアベイル事業と雑貨&ファッションのシャンブル事業の展開を開始。3月度は晴天と高気温で夏物が順調に推移し、商品展開で取扱い比率を引き上げた日本のPBやJBも好調だったことで売上を大きく伸ばした。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(26871.27、+379.30) ・1ドル=135.40-50円 ・米原油先物は上昇(109.57、+1.95) ・VIX指数は低下(26.95、-0.28) ・米国景気は拡大 ・コロナ流行下の経済活動正常化 ・日銀は金融緩和を長期化 ・日産自<7201>きょう株主総会、ルノーとの“距離”焦点 ・三菱重<7011>エジプト製油所に水素混焼技術、ANRPCから受注 ・アステラス薬<4503>遺伝子治療薬、米国で治験差し止め ・スタンレー電気<6923>広島工場拡張、ランプシステムのマザー拠点に ・クボタ<6326>スタートアップと連携加速、スマート農業のAPI外部公開 ・日本製紙<3863>洋紙生産体制見直し、製造品目集約、石炭使用2割削減 ・ユーグレナ<2931>バイオジェット燃料、同一企業で初の継続利用 ・中外薬<4519>眼科領域に参入、網膜疾患向け新薬発売 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
2931 東証プライム
418
11/25 15:30
-15(-3.46%)
時価総額 56,978百万円
ミドリムシ等を活用した健康食品、化粧品の開発・製造・販売等を行うヘルスケア事業が主力。バイオ燃料の開発・製造・販売等も。青汁のキューサイを傘下に持つ。次世代エイジングケアブランド「CONC」に積極投資。 記:2024/09/02
3863 東証プライム
861
11/25 15:30
+13(1.53%)
時価総額 100,096百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
4503 東証プライム
1,572
11/25 15:30
+10(0.64%)
時価総額 2,844,790百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4519 東証プライム
6,497
11/25 15:30
+227(3.62%)
時価総額 10,908,840百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
6326 東証プライム
1,926.5
11/25 15:30
+17(0.89%)
時価総額 2,266,849百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6923 東証プライム
2,553
11/25 15:30
-46(-1.77%)
時価総額 427,628百万円
自動車ランプ大手。1920年創業。ヘッドランプやフォグランプなど自動車機器が主力。車載用LEDや液晶用バックライト等も。深紫外線技術などが強み。電子事業では脱臭機能向け近紫外LEDの拡大などに取り組む。 記:2024/10/20
7011 東証プライム
2,335.5
11/25 15:30
+26.5(1.15%)
時価総額 7,879,155百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7201 東証プライム
406.9
11/25 15:30
+0.6(0.15%)
時価総額 1,717,409百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
8035 東証プライム
23,135
11/25 15:30
+885(3.98%)
時価総額 10,911,229百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8227 東証プライム
8,030
11/25 15:30
+61(0.77%)
時価総額 592,831百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24