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欧米での金融引き締めへの警戒感から利益確定売りが優勢に【クロージング】

2022/6/10 16:15 FISCO
*16:15JST 欧米での金融引き締めへの警戒感から利益確定売りが優勢に【クロージング】 10日の日経平均は6営業日ぶりに大幅反落。422.24円安の27824.29円(出来高概算12億7000万株)で取引を終えた。欧米での金融引き締めに対する警戒感から前日の欧米市場の株価が下落した流れを引き継いで主力株中心に幅広い銘柄に売りが先行。後場中盤には一時27795.17円まで下げ幅を広げた。米国で5月の消費者物価指数(CPI)の発表を控え、CPIの結果と米国市場の動きを見極めたいとの思惑から模様眺めムードが広がった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1600を超え、全体の9割近くを占めた。セクターでは、33業種すべてが下落し、機械、精密機器、石油石炭、医薬品、鉄鋼などの下げが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、協和キリン<4151>、積水ハウス<1928>、KDDI<9433>、三越伊勢丹<3099>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>が軟調だった。 欧州中央銀行(ECB)が9日開催した定例理事会で、7月に量的緩和を終了すると決め、7月中には0.25%の利上げに踏み切る方針を示した。また、9月には大幅な追加利上げの可能性も示唆したことから、金融政策の正常化による欧州景気の減速への警戒が強まった。欧州の利上げ観測に連動する形で、米長期金利も上昇したため、リスク回避の動きが強まった。このため、東京市場に入っても、金利動向に敏感なグロース株や景気敏感株にも売りが波及し、日経平均の下げ幅は一時400円を超えた。 日経平均は前日まで5連騰し、この間3%超上昇したため、当然の一服と受け止める向きもいる。また、欧米金融当局が引き締めに動くなかで、緩和を続ける日本が一時的な資金の逃避先になりやすい面もありそうで、底堅さを発揮できるかがポイントになりそうだ。来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。7月までのFOMCでの0.5%の利上げは織り込み済みで、市場の関心は同時に公表される最新のドットチャートにおける今年末のフェデラルファンド金利水準だ。日銀金融政策決定会合では金融緩和政策の維持を強調すると見られ、日米金利差を手掛かりとした物色が意識されそうだ。 《FA》
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1928 東証プライム
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ハウスメーカー大手。戸建住宅事業、賃貸・事業用建物事業、賃貸住宅管理事業、国際事業が柱。建築・土木事業、仲介・不動産事業等も展開。戸建住宅事業では大空間リビング、次世代室内環境システムなどが好評。 記:2024/10/22
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4151 東証プライム
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6857 東証プライム
10,380
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+506(5.12%)
時価総額 7,952,544百万円
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6954 東証プライム
4,116
1/10 15:30
-31(-0.75%)
時価総額 4,097,145百万円
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8035 東証プライム
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-10(-0.04%)
時価総額 12,745,882百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
9433 東証プライム
4,744
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時価総額 10,398,117百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。5G基地局数は業界最多。au PAYカード会員数は980万人超。スマートフォン稼働数は増加傾向。 記:2024/11/09
9983 東証プライム
48,700
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時価総額 15,497,363百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,251
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-78(-0.84%)
時価総額 13,598,924百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27