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日経平均は28000円を回復、こう着ながらも結局は高値引けに【クロージング】

2022/6/8 16:13 FISCO
*16:13JST 日経平均は28000円を回復、こう着ながらも結局は高値引けに【クロージング】 8日の日経平均は4日続伸。290.34円高の28234.29円(出来高概算13億株)と3月30日以来となる28000円を回復して取引を終えた。前日の米国株の上昇や円安進行を背景に自動車や電子部品など輸出関連株中心に幅広く買われ、前場終盤には28225.73円まで上昇。その後は連騰による高値警戒感から目先の利益を確保する動きのほか、時間外取引で米株先物が軟調なことが買い手控え要因となり、後場はこう着感の強い動きだった。とはいえ、先物主導ながらの良好な需給状況により、終わってみれば前場の高値を突破し、本日の高値で取引を終えた。 東証プライムの騰落銘柄は値上がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。セクターでは、海運、保険、銀行、鉄鋼の4業種を除く29業種が上昇。鉱業、不動産、卸売、機械、医薬品などの強い動きが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、エムスリー<2413>、第一三共<4568>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、コナミHD<9766>、トレンド<4704>、エプソン<6724>が軟化。 前日の米国市場は、米長期金利上げが一服したことなどから、ハイテク関連株中心に買い戻された流れを受けて、東京市場も買い先行で始まると、外為市場で1ドル=133円台前半まで進んだ円安も投資マインドの改善に寄与した。また、政府が前日決定した経済財政運営の基本指針「骨太の方針」では、従来の「分配戦略」から「成長戦略」に軸足が移ったこともあり、7月の参院選を前に追加的な経済政策に対する期待感も相場を支援しているとの見方もプラスに働いたようだ。 日経平均は200日線(27940円)や52週線(28010円)水準を突破してきており、3月の戻り高値(28338円)水準までは早晩クリアしてくるといった見方が高まってきた。ただ、このところの上昇は週末のメジャーSQを前に、基本的にはポジション調整に伴う一時的なものと見る向きも多い。上昇傾向を強めているだけに、戻り高値となる可能性も捨てきれず、SQ後の株価動向が注目されそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,421
1/16 15:30
-10(-0.7%)
時価総額 964,958百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。治験の受注低調も医療現場のDX化支援等が堅調。ミナケア買収。 記:2024/12/07
4568 東証プライム
4,083
1/16 15:30
-6(-0.15%)
時価総額 7,949,740百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4704 東証プライム
8,455
1/16 15:30
-44(-0.52%)
時価総額 1,191,326百万円
コンピュータ・インターネット用セキュリティ関連製品の開発、販売等を行う。ウイルスバスターで知名度高い。コンシューマ向け製品で国内トップシェア。配当性向70%目標。統合セキュリティプラットフォームを拡販。 記:2024/08/13
6367 東証プライム
18,235
1/16 15:30
-30(-0.16%)
時価総額 5,344,934百万円
空調・冷凍機事業が主力。1924年創業。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。アプライド空調事業、業務用空調ソリューション事業の拡大に注力。 記:2024/11/09
6724 東証プライム
2,655.5
1/16 15:30
+2.5(0.09%)
時価総額 1,022,426百万円
インクジェットプリンター大手。1942年設立。POSシステム関連製品、ラベルプリンター、液晶プロジェクター、産業用ロボット等も。オフィスプリンティング、商業・産業プリンティングなどを成長領域に位置付け。 記:2024/10/14
6857 東証プライム
9,195
1/16 15:30
+105(1.16%)
時価総額 7,044,666百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,434
1/16 15:30
+56(1.28%)
時価総額 4,413,688百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
26,650
1/16 15:30
+995(3.88%)
時価総額 12,569,019百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向は50%目処。海外売上高比率が高い。積極的な設備投資を継続。 記:2024/12/20
9766 東証プライム
14,125
1/16 15:30
-115(-0.81%)
時価総額 2,026,938百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9984 東証プライム
9,202
1/16 15:30
+201(2.23%)
時価総額 13,526,894百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。スマホ契約数は増加。コンシューマ事業はモバイルサービス、ブロードバンドサービス売上等が順調。 記:2024/11/27