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米CPIの発表を控えて次第に様子見ムードも、ハイテク株が下支え【クロージング】

2022/5/11 15:52 FISCO
*15:52JST 米CPIの発表を控えて次第に様子見ムードも、ハイテク株が下支え【クロージング】 11日の日経平均は3日ぶりに小反発。46.54円高の26213.64円(出来高概算13億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でNYダウが連日で年初来安値を更新したことから先行き懸念が拭えず、売り先行で始まった。ただし、ナスダック指数やSOX指数の上昇を背景にハイテク関連株には押し目買いが入り、全体としては底堅さが意識されるなかで後場に入ると、26290.62円まで上昇した。ただし、米国では4月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、積極的に買い上がる向きはなく、買い一巡後は26200円前後でのもち合いとなった。 東証プライムの騰落銘柄は値下がり銘柄が1150を超え、全体の6割超を占めた。セクターでは海運、鉄鋼、その他製品、精密機器など10業種が上昇。一方、保険、輸送用機器、銀行、パルプ紙、石油石炭など23業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、アドバンテス<6857>、オリンパス<7733>が堅調だった半面、トヨタ<7203>、第一三共<4568>、太陽誘電<6976>、デンソー<6902>、ホンダ<7267>が軟化した。 前日の米国市場は、米長期金利が節目の3%を割り込んだことから、金利に敏感な金融セクターが軟化した一方、グロース株には買いが入り、主要株価指数は高安まちまちだった。東京市場でも同様の動きとなり、メガバンクなど金融株が売られた半面、半導体関連株には値を上げる銘柄が目立ったほか、大幅な株式分割を発表した任天堂<7974>も大幅に続伸した。午後1時半前に発表したトヨタの決算は、前期実績・今期計画とも市場コンセンサスを下回った。これが嫌気されてトヨタは急落したほか、デンソーも値を消した。 日経平均株価は本日、心理的な節目の26000円を一度も割り込まなかったことから、下値は堅いとの見方が出始めている。ただ、米CPI次第では、再び波乱展開も起こりうると警戒する向きも残る。CPIはエネルギーと食料品を除くコア指数の市場予想は6.0%増と3月から伸び率が鈍化し、インフレのピークアウトが示されるとの見方が大勢だ。このため、CPIを受けた米国市場の動きには注視が必要だ。本格化する国内企業の決算を見定めながらの選別色が一段と強まりそうだ。 《FA》
関連銘柄 11件
4568 東証プライム
4,867
10/4 15:00
+31(0.64%)
時価総額 9,476,214百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
20,040
10/4 15:00
-45(-0.22%)
時価総額 5,874,005百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
6,974
10/4 15:00
+109(1.59%)
時価総額 5,343,263百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6902 東証プライム
2,134.5
10/4 15:00
-18(-0.84%)
時価総額 6,727,474百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6976 東証プライム
2,957.5
10/4 15:00
-69.5(-2.3%)
時価総額 385,120百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7203 東証プライム
2,586
10/4 15:00
-15.5(-0.6%)
時価総額 42,190,556百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,568.5
10/4 15:00
+4(0.26%)
時価総額 8,523,676百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7733 東証プライム
2,750
10/4 15:00
+1(0.04%)
時価総額 3,536,203百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7974 東証プライム
7,743
10/4 15:00
-22(-0.28%)
時価総額 10,055,757百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,355
10/4 15:00
-405(-1.57%)
時価総額 11,958,255百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,210
10/4 15:00
+720(1.48%)
時価総額 15,659,655百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10