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急ピッチの上昇に対する反動から利食い売りも出やすく想定内の動き【クロージング】

2021/12/9 16:16 FISCO
*16:16JST 急ピッチの上昇に対する反動から利食い売りも出やすく想定内の動き【クロージング】 9日の日経平均は3日ぶりに反落。135.15円安の28725.47円(出来高概算9億8000万株)で取引を終えた。朝方こそ底堅い値動きから28900円を回復する場面も見られたが、急ピッチの上昇に対する反動から利食い売りも出やすく、28800円を挟んだもち合いを継続。午後に入ると商いが細るなかで利食いの動きのほか、SQを控えたポジション調整の流れからやや下げ幅を広げ、28725.47円と本日の安値で取引を終えた。また、週末の米国では11月消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることも手控え要因になったようである。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1300を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、倉庫運輸、ゴム製品、空運など5業種が上昇。一方、繊維製品、精密機器、金属製品、電気機器など28業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、キッコーマン<2801>、KDDI<9433>、塩野義<4507>、太陽誘電<6976>がしっかりだった半面、ファナック<6954>、東エレク<8035>、テルモ<4543>、中外薬<4519>、リクルートHD<6098>が軟化した。 日経平均は前日までの2日間で900円超上昇し、心理的な節目の29000円に接近してきたため、目先的には達成感も意識されやすく、利益確定売りが優勢となったと見られる。一方、米製薬大手ファイザーが8日、同社製ワクチンの3回目の接種によりオミクロン株が中和される可能性があるとの暫定的な試験結果を発表。コロナ変異株に対する懸念が日増しに後退しており、航空や旅行関連株の一角が買われるなど、センチメントは改善傾向にある。 ファイザーのブーラ最高経営責任者(CEO)はオミクロン株の予防効果についての詳細データは年内中に得られる可能性があるとの見通しも示しており、まだ確定結果ではない点には注意が必要だろう。また、来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)という今年最後の重要イベントを控えているだけに、テーパリングの完了の前倒し決定や利上げ時期が早まるのか確認したいと考える向きが多い。11月のCPIの結果を受け、インフレ圧力が高まるとFOMCにも影響を与えかねないだけにCPIの結果と米金融市場の動きにも留意する必要がありそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
2801 東証プライム
1,678.5
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時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4507 東証プライム
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11/22 15:30
+35.5(1.72%)
時価総額 1,863,334百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
4519 東証プライム
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時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(1.15%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
9,824
11/22 15:30
+288(3.02%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(0.32%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(-2.74%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(0.7%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17