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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、資源通貨買いでクロス円に連れ高も

2021/12/8 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、資源通貨買いでクロス円に連れ高も 8日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。今週発表の米消費者物価指数(CPI)を見極める展開で、ドルへの積極的な売り買いは手控えられる見通し。ただ、原油相場の持ち直しを受け、ドルは資源国通貨に押し上げられそうだ。 新型コロナウイルス・オミクロン株の重症化リスクは一服しており、前日は米10年債利回りと米国株の上昇を受けドル・円は113円70銭台に上昇。一方、米ロ首脳会談の行方が警戒されるなか、ユーロ・ドルは1.1220ドル台に値を下げた。本日アジア市場は米株高を受け日経平均株価が連日強含み、日本株高を好感した円売り優勢の展開に。また、原油相場の持ち直しで資源国通貨が上昇し、ドル・円は113円半ばを維持している。 この後の海外市場では株価や金利、原油価格が手がかり。来週開催される欧州中銀(ECB)理事会や英中銀金融政策委員会(MPC)を控え、全般的に積極的な売り買いは手控えられる。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)に先立ち、高水準が予想される消費者物価指数(CPI)を見極め、ドルは引き続き売りづらい展開となりそうだ。他方、カナダ銀行(中銀)が定例会合でタカ派姿勢を堅持すればクロス円は上昇し、ドル・円を押し上げるとみる。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:15 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁あいさつ(欧州システミックリスク理事会イベント) ・24:00 米・10月JOLT求人件数(予想:1046.9万件、9月:1043.8万件) ・24:00 カナダ中銀が政策金利発表(0.25%に据え置き予想) ・03:00 米財務省・10年債入札 《NH》