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ユーロ週間見通し:もみ合いか、欧米諸国の株式市場を注視へ
2021/8/14 14:38
FISCO
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*14:38JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、欧米諸国の株式市場を注視へ ■やや強含み、米消費者信頼感指数急低下でユーロ買い強まる 今週のユーロ・ドルは、やや強含み。ドイツの8月ZEW景気期待指数が大きく低下したことが懸念されたほか、米国の7月生産者物価指数の予想上振れなどで連邦準備制度理事会(FRB)の早期緩和縮小観測が根強く、ユーロ売り・ドル買いが先行した。しかし、8月13日発表の8月米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値の急低下を受けて、米長期金利は低下し、ユーロ買い・米ドル売りが活発となった。取引レンジ:1.1706ドル-1.1805ドル。 ■伸び悩みか、米長期金利の動向が手掛かり材料に 来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。ドイツの8月ZEW景況感調査が予想外に弱く、域内経済の減速を懸念したユーロ売りが先行しそうだ。高水準の米インフレ指標やインフラ投資法案の米議会上院可決は引き続きドル買い材料となる。米長期金利が下げ渋った場合、ユーロ買い・米ドル売りがさらに拡大する可能性は低いとみられる。 予想レンジ:1.1700ドル−1.1850ドル ■弱含み、ウイルス変異株の感染拡大を警戒したユーロ売り 今週のユーロ・円は弱含み。米議会上院は1兆ドル規模のインフラ投資法案を可決し、米国景気の持続的な回復への期待が高まったことから、ユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。米ドル・円の取引でもドル買いが活発となったが、8月13日発表の8月米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は約10年ぶりの水準に急低下したことから、週末前にリスク回避的なユーロ売り・円買いが活発となった。取引レンジ:129円24銭−129円87銭。 ■もみ合いか、欧米諸国の株式市場を注視へ 来週のユーロ・円はもみ合いか。ドイツのZEW景況感調査などユーロ圏の経済指標で弱さが目立ち、域内経済の減速を懸念したユーロ売り・円買いがやや強まる可能性がある。ただし、米国株式の堅調地合いが欧米、アジア諸国の株式市場に波及した場合、リスク選好ムードが広がり、ユーロ買い・円売りが増える可能性は残されている。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・17日:4-6月期域内総生産改定値(速報値:前年比13.7%) 予想レンジ:128円00銭−131円00銭 《FA》
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