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半導体関連の一角や金融関連株が買い直されるものの上値の重い展開に【クロージング】

2021/5/7 15:59 FISCO
*15:59JST 半導体関連の一角や金融関連株が買い直されるものの上値の重い展開に【クロージング】 7日の日経平均は小幅続伸。26.45円高の29357.82円(出来高概算11億7404万株)で取引を終えた。前日の急騰の反動から利益確定売りが先行して始まったものの、指数寄与度の大きい銘柄などを中心に押し目を拾う動きが出たほか、時間外取引での米株先物の堅調推移なども支援要因となり、前場半ばには29449.86円まで上昇幅を広げている。ただ、週末とあって積極的に上値を買い上がる流れにもならず。後場の値幅は50円程度とこう着感の強い相場展開だった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1600を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、鉄鋼が4.22%、海運が3.07%とともに大きく上昇したほか、保険、鉱業など26業種が上昇。一方、任天堂<7974>の下落影響からその他製品が1.29%下げたほか、精密機器、証券・商品先物など7業種が値下がりした。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>、KDDI<9433>、アドバンテス<6857>が堅調。半面、エムスリー<2413>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>が軟化した。 本日は利益確定売りが先行して始まった。ただ、心理的な節目である29000円台を割り込まなかったことで、次第に押し目買い機運が広がったほか、朝安で始まったアドバンテスなどの半導体関連株の一角が切り返すなど値がさ株中心に出直ったことから、日経平均もプラスに転じた。しかし、緊急事態宣言の再延長による先行き不透明感に加え、米国では今夜、雇用統計の発表も控えており、買い戻しが一巡した後は、見送りムードが広がっていた。 緊急事態宣言は今月末まで再延長されることについては、人の流れを抑制することがうまく機能していない中で懸念材料ではあるとの見方をする向きもあり、早期のワクチン接種がカギを握っている。また、日経平均の29400円近辺はテクニカル面で25日移動平均線や一目均衡表の雲の上限など重要な節目があるだけに強弱感が対立しやすいところである。そのため、終値でこの水準を早期に突破出来なければ、一段と上値の重さを意識せざるを得ない状況に陥る可能性も想定されている。 《FA》
関連銘柄 9件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(-0.87%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(-0.12%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(0.32%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(-0.45%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(0.7%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17