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リスク選好ムードが広がり3万円を回復【クロージング】

2021/4/5 16:21 FISCO
*16:21JST リスク選好ムードが広がり3万円を回復【クロージング】 5日の日経平均は3営業日続伸。235.25円高の30089.25円(出来高概算9億7236万株)と終値ベースとしては、3月18日以来の3万円を回復して取引を終えた。市場予想を上回る良好な米雇用統計を映して、主力株中心に買いが先行した。また、時間外取引での米株先物が堅調に推移していることもセンチメントの改善につながった。ただ、海外市場の祝日による影響から海外勢のフローは限られており、買い一巡後はこう着感の強い展開だった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数は1400を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、海運が5.52%と大きく上昇したほか、証券・商品先物、銀行、卸売、空運がいずれも2%超上昇するなど30業種が値上がりする一方、値下がりはサービス、精密機器、機械の3業種だった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、KDDI<9433>が堅調。半面、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>、TDK<6762>、ファナック<6954>が軟調だった。 世界経済のエンジン役である米国景気の早期の回復期待を受け、東エレク<8035>は最高値更新と半導体関連が買われたほか、銀行や商社株など景気敏感株が堅調。また、こども庁関連などテーマ株を物色する流れも見られていた。ただ、今夜の欧州市場はイースター休暇で休場なうえ、中国や香港も清明節で休みとあって海外勢の動きは鈍く、商いは低調で出来高は1月18日以来約2カ月半ぶりに10億株割れとなる低水準だった。 日経平均は、日銀の政策変更などをきっかけに一時的に株価水準を切り下げたが、その後のリバウンドによって一目均衡表の雲上限を上抜け、地合いの強さが窺える。このため、目先的な調整場面は終了したとの指摘もあり、リバウンドが期待できそうだとの声も聞かれる。 また、米国では今夜、3月ISM非製造業景況指数が発表される。市場では2019年2月以来となる高水準が想定されているだけに、コンセンサス通りの結果になるのか、見極めたいとの声も聞かれる。6日には、国際通貨基金(IMF)が最新の世界経済見通しを公表する。前回1月予測から大幅な上方修正が見込まれており、世界的な景況感の改善を見込んだ「リフレトレード」が再び活発化するのかがポイントとなりそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
9,824
11/22 15:30
+288(3.02%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(-0.49%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(-0.35%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(0.66%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(0.32%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(0.7%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17